紙の本
ぜいたくな散歩
2003/04/26 22:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大島なえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京と言う言葉が似合う本がある。
この本は、正に東京が似合う本だ。文中には、東京にしかない贅沢な楽しみと時間の流れがあるだろう。
古本とコーヒーとは、なんとも当たり前のような取り合せのようだが、ここに出てくる古書店から始まる個性溢れる店達のたたずまいから、まるで匂うように感じる東京の洒落気が満ちている。
私は古本収集家でもないし、古書店ばかり通うような物好きでもないが、ただ眺めているだけで楽しい古書店と言うのがあるのだなぁ。と、しみじみ感じている。
マニアックと言ってしまうのは簡単だけど、限られた者だけじゃない誰でも気楽に覗いている気分になれる。実際に、この本の中に出て来る店には行けなくとも、楽しみが伝わってくる。
古書店だけでなく、様々な店が、それこそあれもこれもと紹介されているし、それらを紹介する達人たちの小文を読むのも良い。時おり、本当にわかって紹介してるんだろうか?と思いたくなるような、ガイドブックがあるが、この東京通めぐりとでも呼びたくなる本書は、正真正銘の東京ガイドブックになるだろう。
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さすが散歩の達人!本のデザインんが素敵すぎます。神保町はまだ1回しか行ったことないけど、この本を見ると、とにかく行きたくなってくる。
喫茶店「さぼうる」でチーズドックとバナナジュースが食べたいなぁ。
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古本屋の紹介はもちろん、古本市の楽しみ方や神保町の歩き方など、古本初心者でも十分に楽しめる一冊です。凝った作り方をしているので古本なんかに興味がない人でも最後まで飽きずに読むことができると思います。「東京読書装置」が大好き。
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たとえば学生街に何十年も前から店を構えているような古本屋と、若い感性をほとばしらせて独特の時代感覚を漂わせている古書店。新旧入り交じって、今東京の古書店はかつてないほどの多彩さを見せている。
そんな書店でゲットした戦利品のページをじっくりじっくりめくるために訪れたい喫茶店、これもまた時代と雰囲気とコーヒーの匂いが混じったような多彩な店ばかり。
こんな古書店と喫茶店、そしてこれらをこよなく愛し続ける人々がいる限り、東京という町の文化は「大丈夫だ」と、絶対的なまでに確信が持てるように思う。
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古本屋巡りの後、コーヒー味わいながらがら買ったばかりの本を開いて、といった至福のような時間を過ごせる一冊。
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▼古本屋散策で見つけた一冊。最強に凝った作り方に感動してお買い上げ。本が並んでいるのを見るだけで多幸感に包まれる人にお勧め。(08/2/16読了)
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表紙を見ただけでコーヒーが飲みたくなる。。
古本とコーヒーは切ってもきれない関係だと思う。
掲載店の中にはなくなっちゃったお店もあるけれど
ずっと手元に置きたい本。
はじめて手にした時はかっこいいレイアウトや
文字の小ささも気にならなかったけれど
最近は読みにくい箇所が多い‥‥ということは
こちらの眼が弱ったのね〜。
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古書修業のテキスト。
街の特質とそこにある古書店との関係がていねいに綴られています。
もちろんコーヒーの美味しさについても。
ただ閉店したお店もあるのでお出かけ前に確認が必要です。
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久しぶりに思い出した
古い独特の匂いとひんやりとした静けさ
古本屋ばかり巡っていたあのころに戻って
今度は大人の余裕で濃い時を過ごしたい
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表紙の写真に惹かれて手にとりました。切っても切れない関係の本と珈琲。写真も豊富で、読んでるというか眺めているうちにワクワクしてきます。
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東京の古本屋さんを紹介した本。どのお店も個性的で魅力的。実際に行きたくなってしまって困ります。あと、この本の中身というかデザインがすごく遊び心にあふれていて楽しいものでした。
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昭和20年代のビジュアルブック、海外の古書、戦前のチラシやデパートの図録…新刊書店とは違う個性あり、主人あり、昔の本の魅力を擁する東京の古書店。本を眺めてひと息つける、喫茶店も併録。本を読み、日々暮らす、東京読書生活のすすめ。(アマゾン紹介文)
古書店巡りの合間に珈琲店で腰を落ち着けて一服を…というコンセプトの一冊。
ブックカフェも紹介されていますが、基本的にはそれぞれ独立しています。
また、比重的には古本に重きが置かれており、ライターの方もそちらがメインの方々ですね(岡崎武志さん、南陀楼綾繁さんなど)。
ページごとの体裁が結構バラバラなので、気になる方は読みづらいと思います。