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沢木耕太郎氏の初の小説。
重いものの、読んだ後には
風が心地よい感じを受けたような
気分に浸ることができました。
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話の流れが面白い!どんどん次が読みたい〜でも最後に近づくと終わってほしくなぁ〜いッ!!ってゆう、なんてゆうか本としてあるべき姿の本??って感じ☆って沢木耕太郎氏の本はすべてそうです(>_<)
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さすがジャーナリスト(ルポライター??)というか、衝撃的な少年殺人事件なのになぜかとても淡々としていて真実味がある。
狂気の果ての殺人もあるが、そうでない殺人もあるのだろうかと、怖い。
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沢木耕太郎…。大好きな人だけど、小説はやっぱり門外漢の感強し。
描きたいことは良く分かるものの、終着点がつかめず、勿体無い。物語というには観念的過ぎるのが難。
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少年が人を殺す。そこにいたるまでの心理、行動を描く。なにもわからない。殺す理由がわからない。しかし、なんとなく少年が父を殺した理由がわかるような、気がする。
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「中学3年の冬、私は人を殺した」20年後の「私」は忌まわしい事件の動機を振り返る。11.Apr.08
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中学三年生のとき 「私」は人を殺したーーー。
沢木耕太郎はノンフィクションライターとして有名ですが、
最近の事件をモチーフにしたものではありません。
刊行されたのは2000年ですが、その15年も前に書き始められ
そして、最後の1割を完結させることができずに、
10年ほど放置されていたものだそうです。
著者(沢木耕太郎)の「無名」、という長編で言及されていたので興味をもち、
手に取りました。
書いている最中、少年はある人を殺してしまう流れになってしまうのが、
どうしてもわからなかった、という記載があり
そして、無名を書くその時になって、その理由がわかったのだ、と。
この作品を読んだとき、私の中でも
子供のころに残していた糸がひとつ解けたような気持ちになりました。
未読の方はぜひ。
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21歳の頃に読む。
「カシアス内藤」というボクシング選手に迫った
ドキュメントもの。
スポーツを見ない私には、
人間への迫り方がとても新鮮だった。
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著者の無名を読んでから血の味を読むと、いかに著者の父親との体験に基づいて小説が描かれたかがわかる。
2人の父は、本を読み、語らない人だった。運命を受け入れる人。
無名の中で著者は、父を畏れていた、という。
小説の中の少年は、父の語らない姿勢に衝動的な感情を抱く。
「どうしてだ。どうして父は何も訊ねず、何もいわないのだろう。」「私が何もできないのは父のせいなのだ」
小説の少年の、父を求める叫びは、著者の父親への叫びのように聞こえた。
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沢木耕太郎初の長編小説。ちょっと怖くて、また気持ち悪い後味が残る話ですが、男子中学生のあの時期の独特かつ孤独な悶々、不器用さをうまく表現しています。終盤にさしかかるあたり、地元の図書館でクラスメイトの女の子としゃべる場面が切ない…。
『一瞬の夏』や『テロルの決算』で取り上げられたテーマが、そこかしこに散りばめられています。
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10月20日読了。ルポライター沢木耕太郎の長編小説。ナイフによる刺殺事件を起こした少年の回想。母親に去られ周囲となじめない少年は、父親との生活・教師との衝突・元ボクサーの男や同級生の女子との交流の中でナイフを握り締め・・・。スポーツのときの脳の感覚や元ボクサーの栄光と挫折、人が自分に限界を感じるときはいかなるときか?みたいな描写になると俄然著者の筆さばきは巧みになるな。発表当時は「社会派」などと騒がれたらしいが、誰がクック・ロビンを殺したか?的なミステリ展開を楽しむべき小説だろう。なかなか面白かった。
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沢木耕太郎の作品を初めて読みました。ラストのオチがなく、謎が残ったままの作品でした。
他の代表作から読めば良かったと思いました。
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実の父親を殺してしまう少年の話で、そこに至るまでは、単に親や学校や社会のせいでなく(もちろん読んでる本のせいでもなく!)、もっと複合的なことが起因していました。初版は、折しも酒鬼薔薇事件の頃だったと記憶しています。不変的名作で、いたたまれない事件があると今でも手に取ります。
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「中学三年生の冬、私は人を殺した」。二十年後の私は、ふとしたきっかけからその事件を振り返ることになる。
深夜特急が好きで、その他の作品もと手にとってみたのが本書。沢木耕太郎の初?の長編小説とのことだったけど、読んだ感想は「暗い」。全体的に陰鬱なトーンでひたすら自分の内面と向き合う物語だった気がします。今読んだらまた違った感想を持てるかもしれない。
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思春期のモヤモヤや葛藤を題材にする小説は好きだけど、その中でもこれは異彩を放っている。
何故?
と、わからないのが、思春期そのもの。