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電子書籍
「放蕩長屋の猫」スピンオフ
2013/04/22 19:57
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品、電子書籍しかないようなのでこちらにレビューを。
前作「放蕩長屋の猫」で主人公を一途に想いながらも身を引いた春彦(攻め)のお話です。
お相手は日本が嫌いな金髪ハーフのシュウ(受け)。
特別講師として英会話を教えることになったシュウが、茶道の特別講師、春彦に出会うことからお話は進みます。
日本のことをさんざん嫌だと言っていたシュウが、日本に来てから出会ったたくさんの人たちと接するうちに
どんどんと素直に、かわいくなっていく過程がとてもよく書かれているなぁと思いました。
まぁ、一番変われたのは春彦のおかげなんですけどね。
春彦は前作に続きとっても男前でイイ男でした。ラスト近くは人間臭さも垣間見れましたし。
スピンオフですがこの作品単品でも十分読めます。ご安心を。
榎田さんお得意の物語の最初と最後を第三者目線から見せる主人公を書く手腕。
見事ですねー。読後感がなんだかとても心地いいです。
電子書籍
春
2021/07/28 13:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作『放蕩長屋の猫』で、何故まひろはあんなにいい男の春さんを好きにならないのかとやきもきしていたが、やっと春さんに新しい恋が見つかり安心した。
でもやっぱり遊真(まひろの彼氏)より春さんのがいいと思う・・・。
紙の本
「そんな声で鳴かれたんじゃァ、言うこと聞かないわけにいかないんだよ」。
2003/03/02 23:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真壁しの - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛猫家ってそうなの。
放蕩長屋セカンド。前作で主人公まひろの彼氏を圧倒的に完膚なきまでに可哀相なくらいさしおいて(可哀相なことないけども/酷)大人気だった春ちゃんのおはなし。江戸っ子言葉さくれつ。なんでこう春ちゃんの言葉尻には色気がありまくるんですかね。無駄にいっぱいしゃべって欲しいです。粋を垂れ流してください。
金髪猫・シュウの世界を見る視点の斜め加減はとってもやなかんじですがこういう切り離し方は誰しも覚えがあるのではないでしょうか。なのでだかなんだかわからんけども「かーこいつむかつくー」とは思いがたい。榎田さんの作品を読んでいるとしばしば出てくる傾き方であるのでまあ慣れもあるでしょうかね。エダジャンキーには安心なというか。それにしても彼の起こした問題は謹慎未満なこの対応でいいのか根津商高校……。
なんとはなしに榎田さんの世界では英語の音が生きる気がするのはファンの欲目でしょうか。弁護士を読んでるときにも感じたんだけども。
環さんは前作に輪をかけて素敵ないえねこっぷりです。作中もっとも権力があるのは彼女か。
千秋ちゃんもちらっと。どうやら孵化した模様です。もともとかわいくてかっこよくて、健気なところの素敵な子でしたが、今回ぐっと美しくなっています。というのは容姿の描写ではなくて。ああ、この言葉が春彦に投げられるさまを映像にしたいわ、というような。空気をきりっとさせる、芯のあるところを見せられた感じでしょうか。
この子をモノにする男ってどんなかしら、などと期待するも甲斐のないことを考えたり。
前作主人公、まひろもなかなか出張っております。ほわほわのわりに顔を見せる江戸っ子気質、なかなかいい男。そのいい男と修羅場を潜り抜けなんとか今も恋人であるところの伝説の男遊真についてはもう…この扱いが彼の読者からの応援の度合いとか猫シリーズ(長屋シリーズ? 微妙だ)における彼の立場とかを物語っているのかもしれないよ……。などとね。ああ、ちょっと不憫かも遊真。
濡れ場はそんなにきつくないです。なんどか導入は書かれているけどもきっちり書かれているところはほとんどない。わりとさっぱりしているかしら。私はそれより春ちゃんのしゃべり言葉がいっぱいあるのがうれしいので!きついえっちは読みたくないわー、ちう人にお勧めか。
ですがこれを読んでから放蕩長屋を読むのはお勧めできません。あとがきではああ書かれていますがさきにあちらを読みましょう。これは…精神衛生上、というか。いやほんとに。そのほうが春ちゃんのしあわせ度もますはずだし!! これ読んでからあっちを読むと多分後悔をね……すると思うんだ……。
あっちは濡れ場がけっこうしっかりしてると思うけれどもねというジレンマ。
ぶっちゃけ春彦口調とその壮絶な色気で満足な一冊……は個人的にだ。じゃなくて。
猫好きには環さんの活躍がもうちょっと欲しかったか。ちょっと型どおりのいい女が出てきたのも少々残念ではあったが、もっとかっこいい子がいるのでオッケー。江戸の男な春パパも下町親父のまひろパパもいませんでしたがシュウパパもほんのりいとしい。
懐きはじめた猫ってものはまったくもって可愛らしいもので。
他の愛玩動物に比べるとその色気というのも飛びぬけてある生き物なのです。
この二人の話、もうちょっと読みたいなあ。
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