紙の本
“世の中に不思議なものは何もないのだよ”的密室。
2003/04/02 11:31
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投稿者:purple28 - この投稿者のレビュー一覧を見る
“次は密室モノ”と予告され、楽しみにしない者はいない。その期待を裏切らない、“完璧な”密室モノ。
今回も紅子さん、冴えてる冴えてる(いや、いつも通りか)。
ストーリーはもちろん、このVシリーズでは、キャラクターの色が面白い。2人と同じキャラはなく(当然だ)、お約束キャラもいない。
S&Mシリーズだと、萌絵と犀川との関係が気になってしかたなかったが、Vシリーズでは誰かと誰かの関係というよりも、みんなの絡み具合が気になる気になる。
ちなみに一番のお気に入りは小鳥遊練無。たまに活躍するのがなんともまた…。Vシリーズにおいては、彼と香具山紫子との絡みを楽しみにしていると言っても過言ではない。
今回も、紅子と保呂草、林、祖父江各人との絡みはどきどきハラハラ。きっと、こんな絡みがなければ、事件はすんなり解決するのだろう(ただし、それが正しいとは限らない)。
理系ミステリーと解釈される森作品と、対極にあるといわれている京極作品だが(今はそうでもないのか?)、今回は特に良く似ていると思った。
“世の中に不思議なものは何もないのだよ”
京極堂の常套句だが、読み終えて、ふとその言葉が思い浮かんだのだ。
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黒猫の三角からはじまる、Vシリーズの一冊。
ミステリーですが、本格、というより、途中で乱入?してくる脇役の方々が楽しい本。パーティーの途中で人が殺され、推理するのだが、どうも謎解きは腑に落ちないことが多い。個人的には好きだが、納得しない人が多そうな解き方。このシリーズの中では読みやすく、明るく理知的な本。
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Vシリーズ第3作目。
今度は、オオカミ男が出る、という噂の屋敷で、本当にオオカミに襲われたとしか思えない状況下で、死体が発見されます。しかも、現場は密室。この謎に、瀬在丸紅子嬢が挑みます。
神秘的な雰囲気が良く、トリックもなかなか好きな作品です。
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先日読んだ作品。うーん意外意外ってことはなかったかな。林の個人的な意見ですが〜。に対して、瀬在丸が意見はいつも個人的なものよ。っと言ってたのがなぜか印象に残っている。
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Vシリーズ第三弾!
毎度おなじみの面々に、
個性が無い事が個性とも言える少年が加わって、
なんかもぅ、キャラクターに対する愛情だけで読破できちゃいますねー。
紅子さんと祖父江さんの静かで熱い静かな戦いも見逃せない!
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Vシリーズ3作目です。狼が出ると噂される月夜邸という屋敷に紅子達が招待されます。パーティの最中、衣服を引き裂かれた悲惨な死体が発見され、これに紅子等が挑みます。
僕はこの作品でやっとキャラクタ達に慣れました。慣れてしまうと会話がおもしろいおもしろい。Vシリーズの見所は彼らの会話にあると言ってもいいです。
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S&Mシリーズ後半からもそうだったが、森作品はミステリーもさることながら、登場人物の人間関係が作品を重ねるにつれて、その比重が高くなることが魅力的。もはやトリックよりも人間関係が気になってしょうがない。紅子と七夏のことが気になって、最近は紫子とのやりとりが少ないのがちょっと寂しい。でも次回作が早く読みたいと思ってしまう気持ちは同じ。
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珍しく途中でトリックが解ったので,すんなり読めた。というのも最初の部分を念入りに読んだからだけど。パラボラを使った音声通信って,本質的に関係ないじゃない!
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びびった…。
「これぞ森!」みたいな感じだった。人の死がサックリ軽いとことか。仕掛けがでかいとか。
普通に「あ、おもろい」って感じ。熊って飼っていいの…?焦るなー。
保呂草さんてばー!!もうもうコイツ!卑怯なとこがたまんない。
活躍しなげなとこも好き。
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このトリックはは自分が小学生くらいのときに考えてました。(笑)実際に小説になっていてびっくり。(笑)ただこれも状況設定上少し無理がありますね。んなこといったら何も書けないかもしれませんが。。でも割と好きな作品です。
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Vシリーズの第三弾。実はまったく内容を覚えてません(滝汗)それでもS&MよりVが好きな私・・・。きっと紅子さんが好きなんだろうなあ。
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Vシリーズ三作目。保呂草の立ち回りが見所の作品。結局、篠塚宏邦は最初から最後まで、保呂草の掌で踊らされていたということか……。偶然の連鎖は、時に人知を超えた結果を生み出す。
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再読。読んでないと思っていたが読んでいたのよね。案の定、犯人やトリックは忘れていたけど。イマイチ、わかってない部分もあるが。しかし紅子と祖父江の関係はどーにかならないかな。事件があるたび出会う運命なんだから。アレがあるからVシリーズなのかねぇ。
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森トリックに、大分、慣れてきた、かな?
植物の導管の話は、ちゃんと解答を示した方が親切と思いますw【古060429購入/060601了】
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Vシリーズ第3作。事件はオーカミ男が出ると噂されている屋敷でのパーティ時。屋敷のメンバーも胡散臭いが、相変わらず保呂草も胡散臭い。その臭さが好きなんだよね・・ワタシ。紫子や練無も活躍。林と七夏は紅子に押され気味ってところでしょうか。トリックはまあまあ、人間模様がお馴染みで楽しめました。