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グロービス・マネジメント・レビュー Vol.2(2003spring) ナレッジ・マネジメントの新潮流 みんなのレビュー
- グロービス・マネジメント・インスティテュート (編)
- 税込価格:1,980円(18pt)
- 出版社:ダイヤモンド社
- 発行年月:2003.3
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紙の本
出版社コメント
2003/03/17 11:41
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投稿者:ダイヤモンド社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今号では、MBAシリーズPLUSのコーナーで「リアル・オプション」「CRM」「ナレッジ・マネジメント」の三つを取り上げた。いずれも、我が国にこれらの考え方が導入されてから数年が経っている。それゆえ、このトピックス選定について、「なぜ、いま?」と思われる方がいるかもしれない。
しかし、そうした方には以下のように問いたい。「あなたは、それらのツールの内容、活用方法をしっかり他人に説明できますか」「導入初期に話題になった後、どのように現場で応用されているかフォローしていますか」と。その本質を正しく理解している人、最近の動向を把握している人、ましてや自ら活用して成果を上げている人は少なく、「バズワードとして聞いたことはある」、あるいは「ちゃんと説明しろと言われたら難しい」という人がほとんどだろう。
言うまでもなく、ビジネスにおいて重要なのは、「正しい知識に裏打ちされた行動」だ。しかし、行動ばかり速くしても、正しい知識に基づいていなければ、一度成功したとしても再現性は低い。
常々問題と感じているのは、最近の新しい経営ツールやフレームワークの多くが、人々に表層的に解されるだけで、「実務に本当に使える道具」としてなかなか浸透していかないことだ。そうした経営ツール自体が発展途上、実験中であることを割り引いても、多くのビジネスパーソンの腹に落ちきっていないのはなぜだろうか。
いくつもの理由があろうが、一つには、経営ツールやフレームワークを「ブーム」として扱い、ちょっと導入結果が思わしくなければすぐに反動的対応をとってしまう人々(経営者や従業員、マスコミなど)が多いということがあるのではないだろうか。それではいかに有望なツールであっても、誤解されたまま導入されて結果が出ない、結果が出ないからますます誤解を招く、といった悪循環が起こるのも仕方がない。
実は、冒頭の三つのテーマは、まさにこうした悪循環に陥りかねないものである。したがって、「ブームとしてのバズワード」の時期が去った後に、どれだけこれらのツールの本質を理解しているか、どうすれば自社で的確に使いこなせるかを自問しながら読み進めていただきたい。
この春号ではまた、経営や新規事業立ち上げを推進するマネジメント・チーム(経営チーム)関連の論考を、ケーススタディ、HRデザイン、HBRケーススタディの各コーナーにそろえた。これも最近非常に注目を浴びているテーマである。自社の状況に照らし合わせながら、当事者意識を持って読まれることをお勧めする。
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