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池上さんの本は読みやすいです。現代史はあまり勉強してこなかったのでこれによって補っていけたらと思います。
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パート1に続き、読みやすさ、理解し易さで文句無し、豆知識も身につく。おそらく文庫版も出版されるだろうが、資料として使いたいなら索引の付いているこちらが良いのでは。
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ニュース等で同じ事件を見ても、そこから考えることやより深く調べる量は人によって偉く違う。よく調べてるしよく考えているなぁ・・・。すごいなぁ。
内容は、「正義」ってなんでしょうねぇ。と泣きたい気持ちになりました。
そうそう。金日成が何故登場したのか言われて見れば不思議だったのだけど、そんな経緯だったとわ!とびっくり。
順番違うけどパート1も読もうと思う。
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おすすめ度:100点
「どうして人は、そして国家は戦争をするのだろう」
そんな素朴な疑問に少しでも答えられれば、と思いながら、池上彰氏は本著を書いたという。
全編を読み、歴史は、それぞれの国の実情におうじながらも繰り返すものだということを改めて思い知らされた。
北朝鮮で金日成が同志を次々に粛清して権力を掌握していく様子、ビルマの軍事独裁政権の政権維持の手法をみせつけられ、背筋が凍るとともに、僅か数十年前の出来事、現代史であることに、身の毛がよだつ思いである。
第7章「核兵器の拡散 続く戦後世界」を一番最後に読んだ。核による被害の想像を絶する惨状に涙が止まらない。しかも今もなお我々は、そんな核の恐ろしさと対面した世界の真っ只中で、日々生きていることに身震いする。
以下、目次を記す。すべての章、すべて秀逸。パート2もパート1に全く劣らずの名著である。
第1章 誰がフセインを育てたか イラクが軍事大国になるまで
第2章 アフガニスタンが戦場になった ソ連軍侵攻と米軍の攻撃
第3章 パレスチナの大地は再び血塗られた
第4章 「モスクワの悲劇」はなぜ起きたのか チェチェンの人々
第5章 北朝鮮はなぜ「不可解」な国なのか
第6章 南アジアは核戦争の恐怖に怯えた インドとパキスタンはなぜ仲が悪いのか
第7章 核兵器に拡散 続く戦後世界
第8章 放射能の大地が残った チェルノブイリの悲劇
第9章 「花の髪飾り」の抵抗 アウン・サン・スー・チー
第10章 二一世紀最初の国家が誕生した 東ティモール独立