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こりゃまた大事なことがたくさん書いてあるなぁ。最初は学問としての臨床心理学がどうあるべきかが論じられていたけど、後半は実戦向きのことが多種多様に書かれている。6章以降は、現在悩んでいることに必ずや光明を見出してくれることだろう。目安として目次を列記しておく。
第6章 心の構造
なぜ「心」を対象とするか
自我(ego)
自我防衛と病理の関係
心と体
心の全体性
第7章 心理テストの使用
心理テストの功罪
臨床心理士の訓練
知能検査、発達検査
質問紙法
投影法
心理テストと心理療法
第8章 心理療法におけるアドバイス
はじめに
アドバイスの害
アドバイスの狙い
アドバイスの質
第9章 家族への対応
クライエントの家族
元型的イメージ
家族の全体像
親子並行面接の留意点
第10章 心理療法と笑い
はじめに
さまざまな笑いの体験
笑いを生み出すもの
第11章 心理療法における怒り
はじめに
クライエントの怒り
怒りについて
限界の意義
治療者の態度
第12章 心理療法の終結
終結の指標
中断
終結の不安と悲しみ
終結の非言語的表現
関係の永続性