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みんなのレビュー62件

みんなの評価4.2

評価内訳

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紙の本

DieTodlicheDolis

2004/03/15 00:19

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:すなねずみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

(なんだかお間抜けな説明から……?)

>(by 中澤昌士)

 美学専攻の大学院生・蜜(23)、自称「孤高の天才ギタリスト」の岸クン(25)、蜜に「ドリース」というイレモノをpresentした画家・中澤昌士。永遠にドリースではいられないことに気付いて中澤のもとを離れ……岸クンと出会った蜜。……と書いてきて、こんな説明、ないほうが、いいんだろうな、と思う。これを読むためには。まったく世界は違うけれど、たまたま最近読んだ松本大洋さんの<ナンバー吾(ファイブ)>にしても、「わかんねーよ」と思いながら読んでくのが、気持ちよくなってくるんだもの。この感覚は、じじいなのだろうか、とも思うけれど。

 すごくいい。耽美的とか哲学的とか、そんな形容詞はいらないと思う。この世界って……と何かと較べようとするのは僕の悪い癖だが……昔角川文庫に入ってた赤江瀑さんの『海峡 この水の無明の真秀ろば』とか、あるいは風琴工房っていう(今をときめく?)小劇団の芝居とか、なんだか、そういう感じ。つまり「耽美的」なのかもしれないけれど、どこか新しい「物語的な跳躍」を感じさせるもの(個人的に)……ということかな。
 1991年に出版された赤坂憲雄さんの『排除の現象学』のなかに、少女マンガについて触れている箇所があって、たとえばこんなことが書いてある。

>

            ***

(実は楠本さんのマンガを読んだのはこれがたぶん初めてですが、これは、この人の描いたものをもっとたくさん読みたいな、と思わせてくれるだけのマンガです。)

            ***

最後に蜜と岸クンの、(出会いの頃の)こんな会話を。

「ねえ それより 私のこと話して」
「私のこと? オレのことじゃなくて?」
「あなたのこと聞いてどうするのよ」

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