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ルチアさん

ルチアさん みんなのレビュー

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みんなのレビュー19件

みんなの評価4.0

評価内訳

19 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

水色の光が告げるもの

2006/09/16 22:16

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:星落秋風五丈原 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『もうずいぶん昔のことです。』で始まる物語は、いつの事とも、どこの国とも限定していないお屋敷に住む二人の娘スゥとルウルウが主人公である。
出久根育さんの描く人物は、いつも、まっすぐ前を向いていない。体はここに在りながら、心は別の所を見ている。そんな人の目をしている。
たそがれ屋敷と呼ばれる一軒家に住むスゥとルウルウも、
やっぱりそんな人達の仲間。とはいえ、奥さまと、
非常に分かりやすいネーミングのふたりのお手伝いさん、
エルダ(Elder)さんとヤンガ(Younger)さんとの二人暮らしは、特に逃げ出したいほど
嫌というわけじゃない。ただ二人は、時折父が持って帰ってくる水色の玉に、 訳もなく惹かれていた。
そんな時三番目のお手伝いさんとしてやってきたルチアさんに、同じ輝きを見つけてしまった事から、平凡な日々に動きが生じる。
外国暮らしの父に対して、ルチアさんは隣町から通ってくる。だから玉の輝き は場所に拠るものではない。じゃあ一体、何なのか? ヒントはこれかもしれない。
屋敷の人々は、ルチアさんの前では、「昔ああしたかったのよ。」「本当はこうしたいのよ。」と
夢を語る。いつも心をどこかに忘れてきたような眼差しで、遠くを見ている奥様までも。
大人達ならば、大抵見当のつく答えを求めて、二人の姉妹は初めての町に出かけてゆく。
お人よしの二人は、ルチアさんの娘ボビーに手玉に取られてしまうが、それでもやっぱり
冒険は楽しくて、わくわくして。
後半姉妹の行く末は、『ナルニア国物語』の『さいごの戦い』を
思わせる。『ライオンと魔女』でアスランを裏切ったエドマンドが、最後までアスランを信じ続ける一方で、模範的少女だったスーザンは、「ナルニア」の事を単なる遊びとしか捉えなくなる。同じきょうだいでも袂を分かったペペンシーきょうだい同様、スウとルゥルゥも別の人生を歩む。
かつて同じ玉を求めた仲なのに、もう二人の見ているものは同じじゃない。
けれど最後にもう一つ話を付け加えた事で、子供時代の終わりというありきたりの寂寥から、この物語は救われる。
いくつになっても、外見がどんなに変わっても、人は心に輝くものを 持つことができる。そんなメッセージを感じたが、他の読者は水色の玉から何を受けとったのだろうか。読む人によっていろいろに感じ取る事のできる作品だと思う。

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紙の本

やっぱりラスト

2004/04/04 20:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ASURA - この投稿者のレビュー一覧を見る

 お屋敷に新しいお手伝いさんがやってきた。その人はとっても不思議な人だった。
 よくある設定だと思った。でも逆に結末が予想できない。高楼さんのことだ、最後には何かとんでもないところが...。読み進め読み進め、それにつれて結末が更に分からなくなっていった。そして時は経ち時は経ち。
 完全に高楼節にはまりいつの間にかとんでもない渦の中に佇んでいるようだった。

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紙の本

たそがれ屋敷に新しくやってきたお手伝いのルチアさんは、どうしてなのか、水色に光っています。

2003/07/29 12:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エーミール - この投稿者のレビュー一覧を見る

 いったいいつのおはなしなのでしょうか。お屋敷というところからして、なんとなく古めかしい雰囲気で、お手伝いさんがいて、はかなげな奥様がいてという設定です。「もうずいぶん昔のことです。」というはじまりで、なんともこの世ならぬ世界に入り込んでしまったような感じになります。そして一歳違いのふたごみたいにそっくりな姉妹もなんともいえない不思議な雰囲気を作り出しています。その雰囲気に挿絵がぴったりとあっています。
 全体がセピア色に包まれているというか、夢かうつつかうつつか夢かというようなまるで霧の中の出来事のような世界です。
 大きな事件が起こるわけでは無いのです。新しく来たルチアさんというお手伝いさんが水色に光っているとその家「たそがれ屋敷」の幼い二人の娘が不思議がり、自分たちの持っている水色の玉とルチアさんがなんと似ていることかと驚いたりする、その想いが、本当のことである理由や証拠があって、よけいに不思議になり、ますます驚いてしまう、というようなストーリーです。でも、これはもしかしたら、忘れてしまっているけれど誰もが経験したことのあることなのかもしれないと思いました。幼い頃、大人にはわからないみたいだけれど、自分たちだけが感じることがあって、確かめてみたら確かな理由や証拠があって、自分たちはとてもよくわかったような気がして落ち着いて、でも大人たちは全く気がつかなかったような不思議な出来事。それが、記憶の奥深くに埋もれているような、そんな言葉に表しにくいもやもやしたそれでいて案外幸せな感じを、この物語はとてもよく表現してくれていると思います。一方で満たされない大人たちの身勝手な姿も描かれてはいるのですが。
 そういうわけで子どもから大人まで、不思議と思ったり、ノスタルジックと思ったり、いろいろに読める物語ではないでしょうか。いっとき、特別な世界を旅してきたような気持ちになれますよ。

(エーミール/図書館の学校・児童書選書委員会)

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紙の本

不思議な水色の玉にこめられているのは

2004/05/09 10:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろえ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 町のはずれのたそがれ屋敷に、お母さんとお手伝いさん2人と一緒に暮らすスゥとルゥルゥの姉妹。宝物は、遠く航海に出ているお父さんが昔おみやげにくれた「宝石」—卵型で水色で「金と銀の粉が舞い踊り、海の夕陽と、妖精のため息と、高原の風とか、ぜんぶ詰まっているような、いえ、それ以上に美しいかもしれない、水色の玉」である。
 3人目のお手伝いさんとしてきたルチアさんは、なぜかその水色の玉と同じように光っていて(それは姉妹にしか見えない)、幸せと満足感を体じゅうから醸し出している。その秘密を知るために、二人はある夕方、屋敷を抜け出してルチアさんの後をつけていく……。
 今ここにいることと、憧れとを同時に自分の内側で満たすこと。逃避と言われそうなそれを描けることは、ファンタジーのひとつの大きな要素である。水色の玉にシンボル化されて語られることで憧れの気持ちじたいが主役に立ってくる。その意味で、ルチアさんも含めて人物にあまり共感することはなく、あえていえば、ルチアさんの血のつながらない娘で水色の玉の秘密に触れたのちに哲学することを覚えた、はじめはごくありきたりの少女だったボビーが心に残る。
 高楼方子ということで、「憧れ」というモチーフそのものも含めて、バックグラウンドとなる部分で『赤毛のアン』的な世界も感じさせる。

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紙の本

日本の児童向けファンタジー作家のなかで今「書ける」作家のひとり高楼方子さんの中篇。少女たちが魅せられた不思議な光の秘密の話。

2003/09/08 20:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 高楼方子さんといえば『ココの詩』『時計坂の家』『十一月の扉』といった長篇ファンタジーからシリーズのような幼年童話、そして絵本のテキストまで幅広い年齢層向けのお話を手がけるオールラウンダーだ。
 複数のエピソードをまとめ大きなうねりを作り上げていく長篇、ワンアイディアで展開していく幼年童話、絵に託す部分を残す絵本のテキストは、それぞれに発想や技術が異なるから、単に文字量を減らしていけば成り立つというものではない。このすべてにおいて、それ相応の評価が出されるものを書くということは大変なのだ。全部読破しているわけではないが、高楼作品はそのいずれにおいても一定以上の水準で出てきてハズレがないと思う。

 話を広げついで、日本の児童向け(あくまで児童も読むことが可能だという意味)ファンタジー作家で今、新作が出て私がチェックしておきたい作家というと、この高楼さんに富安陽子、たつみや章、それからどうしようか…梨木香歩の各氏といったところ。ひと昔、ふた昔前であったなら、いぬいとみこ、神沢利子、別役実、安房直子、山中恒といった名前が浮かんでくる。
 翻訳ファンタジーの出版が盛んだが、並べてみると国内に読みごたえある作品はたくさんある。文体や素材との相性が自分にはどうも…という理由で挙げない作家もいるが、まだ試していない作家も多くいる。ハリポタを入口に本の世界へ訪れた人たちが楽しめるファンタジーの層は日本でもなかなかのものではないだろうか。

 ということで、久しぶりに高楼さんが手がけた長めのものを読んでみた。
 エロール・ル・カインの細密画を彷彿させる表紙装画が素敵。この人物たちのアンダーな雰囲気、最近よく見かけるなあと思ったら、ルイス・サッカー『穴』の装画を手がけた画家の手になるものだった。本文中の挿画も楽しめるし、目次や各章の文字まで手書きで、しゃれた包装紙にくるまれたお話という感じの本だ。
「たそがれ屋敷」とかスゥとルゥルゥという屋敷の娘たちの名前とか、ユニークな名づけのセンスは高楼作品の特徴のひとつである。
 もうひとつの特徴「時間の流れ」に対するこだわりも見受けられる。少女時代のなぞをその時制では解かないようにし、時が流れたのちにほとんどは解いてみせる。ただし、なぞの残りはその先、読者の想像に任せるという展開になっている。
 それに加えて、少女時代の前にあった過去の出来事をお父さまの船の旅のみやげ話として配し、物語は過去からつづいているという設定に仕立てている。空間の広がり、時間の広がりを無限に推し進めていくのはファンタジーの使命のようなものであろうが、この短めのお話の中でもきちんとそれをこなしている点はさすがだ。 
 少女たちが大切にしているのは、父親が遠い異国から持ち帰った水色の宝石。それと同じ光を放つ女性が、ある日、お手伝いさんとしてやって来ることから物語は動き始める。しかし、その女性ルチアさんが体から発している光は、ルゥとスゥスゥのふたり以外にはどうやら見えない様子。自分たちの宝物の正体は何なのか、ルチアさんはどうして光って見えるのか、光自体は何を意味しているのか。シンプルな筋立ての中にも、想像力をいろいろかき立てられる答なきファンタジーである。

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紙の本

ほのかに光る

2003/07/18 19:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ミリーモリーマンデー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ある時、たそがれ屋敷にルチアさんというお手伝いさんがやってきました。8歳のスゥと7歳のルゥルゥ、この幼い姉妹はルチアさんを見てビックリ。お父さんが二人にくれた異国のお土産—水色で卵型の宝石とルチアさんがそっくりだったからです。どうそっくりなのかって? ルチアさんは二人の宝物と同じように卵みたいな体つきをしていました。おまけにほのかに水色に光って見えるのです。二人はふしぎなルチアさんのとりこになってしまいます。ルチアさんの事が知りたくて、家へ帰るルチアさんの跡をつけていくと、あたりはすっかり夕闇に…。そして二人はルチアさんのすごい秘密を知るのです。
 表紙はもちろん見返しやちょっとした挿絵まで、ルチアさんのフシギ世界が、この本のすみずみに満ちていて、ふしぎなほのかに水色に光る世界に、どっぷり浸れます。

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2009/03/27 09:32

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2007/07/29 00:51

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2009/03/09 22:07

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2014/01/18 21:09

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2011/03/07 14:46

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2009/11/01 13:26

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2010/06/30 23:32

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2013/04/22 14:09

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2016/01/07 14:23

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