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1部〜3部とも三浦綾子の自伝的な作品です。戦後、病床に臥す辛い時代から結婚後の暮らしまで、キリスト教を軸に書かれています。
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「道ありき」の婚約者や前川さんも筆舌に尽くし難い素晴らしい人なのだけど、ご主人の三浦さんがこれまた素晴らしい。真面目で誠実。お会いしてみたい、と強く思う。
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13年間の闘病生活後、三浦光世氏と結婚。その愛と信仰に満ちた新婚生活を、時にユーモラスに語る。信仰というものがよく解らない私ではあるが、それがもし本当にここで語られるような人間関係を支えるものなら、扉を開けてみたいと思ったりもしてみる。自身の不徳から逃れる術はあるのだろうか?
「真実の人」という表現にエラく感動してしまった。底知れぬ魂への評価の言葉なのか?
朝日新聞の1000万円懸賞小説に応募するくだり、『氷点』誕生、作家三浦綾子誕生のいきさつは興味深い。
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『道ありき・青春編』の続編
結婚してから、小説の大賞に選ばれるまでが描かれており、
一気に引き込まれて読み上げた
健康に恵まれなくても、なんとも心の美しい夫婦の物語
キリスト教信者でなくとも教えられることは多い。
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道ありきに引き続き、作者の半生を綴った作品です
病気も回復し結婚後の生活から、作家として歩み始めるまでの話
キリスト教を信仰しながらも日々の生活の中でなかなか正しくあることが出来ないもんなんですね
幾つかのエピソードがとても日常的なところから書かれていて、それと聖書の教えとを上手に対比しているのですっと入っていきました
僕は彼女の作品を見てからキリスト教のイメージが良い方に変わりつつあります
とても素直に誠実な文章で書かれてるし、宗教ものと身構えないで読めるのもいいかと思います
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同じクリスチャン作家でも、遠藤周作とは違って教義に従順というか、目指す優しさの質がよりストイックな気はしますが、学生時代に自伝3部作を読んで、すげー色々考えました。真っ直ぐすぎて苦しむことの多い学生さんとかに読んでもらいたい。頑張れ。
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著者の自伝、結婚後〜氷点の受賞まで。
「夫婦とは、一生かかってなるものです」
許し続けることの行き着く先を初めて知った。
一人の人間の生き様としても、信仰を持たない僕にとっては非常に刺激的な本でした。こんな綺麗で力強い生き方もあるのか…
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作家三浦綾子さんの人生について。病床で洗礼を受け、クリスチャンになった後のお話。
綾子37歳、三浦35歳での結婚。肺結核と脊椎カリエスを併発し13年臥せていた綾子を病気から治るまで5年待ち続けた三浦。どこに出張する際にも常に綾子の写真を携え、いつか共に来れますようにと祈り続けた三浦。そうしてようやく夫婦になれた二人。
たったひと間の小さな新居を、どこにいてもお互いの声が聞こえると喜び、一緒にいられるだけで幸せを感じる三浦夫妻。
最近イライラ気味で色々なことに不満が先立って、感謝を忘れていたけどそれを恥じるような気持ちに。心が洗われるような本。
洗礼も受けていない無宗教の私だけどプロテスタント系の学校に通い、六年間毎朝礼拝をしていたので覚えのある聖書の言葉も幾つか。読み返すと深い言葉ばかり。
夫妻に神父が贈る「結婚したからといって、翌日からすぐに夫婦になったといえるものではない。わたしたちが真の夫婦になるためには、一生の努力が必要である 」という言葉や、
(人にはできないことも、神にはできる ) という聖書の一節、
病弱な二人の結婚を批判されたときも「万一、誰も祝福してくれないとしても神様だけは祝福してくれる 」
そして( 許すということは、相手が過失を犯した時でなければできない、人を許し受け入れること、結婚とは許し合うこと) という悟り、
『 石にかじりついても、ひねくれまいとして生きて来た 』という三浦の妹の言葉にも胸を打たれる。
充分すぎるほど恵まれているのに、ひねくれてなどいられない。
また幸せ絶頂の際に二人が心に刻んだ
「人間は恵まれる時は一番警戒を要する時です。益々己れをむなしゅうして主にご信頼なさるように。お得意にならないようにしてください 」という牧師からのメッセージ。
( 親孝行の金は神がくださる ) という三浦の考えや
『なんでも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになるであろう 』
祈ったら、あとはもう神様にまかせておきなさい。旧約聖書のヨブ記を読みなさい。何か辛いことがあっても、「
吾々は神から幸を受けるのだから、災をも受けるべきではないか 」。というクリスチャンとしての生き方、思い。
吾々は土から作られた、土の器にすぎない。この土の器をも、神が用いようとし給う時は必ず用いてくださる。
この一節はタイトルにつながる。
思い悩んだときに読み返したい本。
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光世さん綾子さんの結婚直後から、『氷点』の入選まで。
夫の光世さんは、とてもお優しいかた。その印象は初めてお会いしたときから今まで変わらない。
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『道ありき』の続編。三浦綾子が光世と結婚し、『氷点』が入選されるまでの話。
夫婦とは一生の努力が必要である、などの言葉が印象に残った。
三浦綾子が光世やキリスト教に影響されて、物の考え方が変わっていく過程が面白い。
また読み返したい。人にも薦めたい。
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三浦綾子先生の自伝、「道ありき」に次ぐ第二弾。
結婚後の生活が書かれています。
この方の作品はどれも背筋が伸びる思いがします。
先生はもちろん、旦那様もとてつもなく素晴らしい方のようで……
その信仰の部分で全ての選択に賛同できたわけではありませんが、ご夫婦の真摯に生きようとする様からは多くを学べると思います。
また、小説「氷点」執筆時のエピソードなどもあり、興味深く読むことができました。
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37歳で2歳年下の三浦光世氏と結婚。結婚生活の開始から、「氷点」が新聞懸賞に当選するまでの話。キリスト教の教えを軸に夫婦とは何か、人との関わりをどう考えるかを諄々と綴る。14.3.15
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道ありき第二弾。三浦氏との新婚生活から「氷点」入選まで。長い闘病生活を経て力強く人生を歩む夫婦に、「あっ、生きるってこういうことなんだ」と学ばせていただきました。元気をもらいたいときに読む本。
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「道ありき」のインパクトが強すぎて、この本の影が薄いような気がするけど、結婚してからの三浦夫妻の生活はつつましく、じんわりあたたかいものを感じる。とくに夫の光夫氏の誠実さは驚くばかり。今、自分が本にある光夫氏の年齢に近づいてきていても、到底そうはなれやしないと思う。
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日々の夫婦生活や対人関係について学ばされることが多く、生活しながらこの本に書かれた言葉を思い出して過ごした。
閉じてしまうとすぐに忘れてしまう私。その中でも一番心に刻みたい言葉は、「氷点」が朝日新聞の懸賞の一位に選ばれたとき、夫の光世さんの言った、「この土の器をも、神が用いようとし給う時には、必ず用いてくださる。自分が土の器であることを、今後決して忘れないように」という言葉。
いろいろな意味で私には胸にささる言葉。大事にしたい。