紙の本
”自転車”は好きですか?
2002/04/27 16:28
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投稿者:MIYA - この投稿者のレビュー一覧を見る
自転車をメインモチーフに悲喜こもごもの物語を描く、シリーズの第一巻。一話完結式の作品ながら、作者の巧みなストーリーテリングが光る良作である。
収録作は6本+1。各話ごとに異なる自転車が登場するが、そのデザインや機能の多様さにはちょっと驚かされる。
同時にそれらと絡むキャラクターの造形及び描写も丁寧で、押しつけがましいものではない素直な感動を与えてくれた。
単行本では最後に収められたエピソード、「あの空とおんなじ」は連載開始前の読み切りを収録したもの。掲載時の好評を受けて連載開始となったそうだが、なるほどこれは佳作である。
本シリーズとは直接つながらないのだが、自転車というものへの作者の愛情や情熱、それを取り囲む人々への思いが惜しみなく込められている。一巻の中では、とくに一押しの一本だ。
評価は星5つ。派手なアクションや大仕掛けなミステリーとは違うが、確固たる魅力を備えた作品である。自転車に興味を持つ持たないにかかわらず、是非とも一読をオススメしたい。
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自転車と、その自転車を所有する人の一話完結のマンガです。こんなに一話一話の内容が厚くて、感動するマンガはあまり無いと思います。
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自転車と人の物語。
一台一台の自転車にこめられた人間ドラマを見よ!
自転車絵うますぎます。愛情たっぷりな絵を眺めるだけでも幸福になれる一冊。
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並木橋通りにある自転車屋さんの看板娘、アオバちゃんの活躍するマンガです。読むとホッとするのがいいですね。
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皆さんは、本を読んで感動したことがありますか?
そう問われると、大抵は文芸誌や文学作品の書名や作者が出てくるのでしょうが、本当に良い作品と言うものに、そのような要素や区分けは必要ないと常々思っています。
本書最終話に収録されている『あの空とおんなじ』
漫画と侮る事無かれ、著者宮尾岳の娘が乗っている自転車「プジョー NS40」にまつわるストーリーを描いた、一種のエッセイ漫画である。
内容はほぼノンフィクションに近い。
この作品を読むだびに、どこかの探偵所長ではないが泣いてしまう。
故に多くは語れません。一読すれば、そのよさを判っていただけるかと。
読切作品として『ヤングキングアワーズ』1996年23号に掲載され、この作品の好評から3年近くの歳月を経て『アオバ』は生まれた。
内容を多少変更して、2巻でも同じように「プジョー NS40」にまつわるストーリーが掲載されている。
『あの空とおんなじ』の内容に見られるように「プジョー NS40」は著者宮尾にとって思い入れのある自転車であり、『アオバ』作中においては峠アオバとその母親である峠ワカバの愛車として登場している。
当然のことながら『アオバ』そのものの内容はフィクションである。
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この作品を読み始めて、バイクや車だけでなく、自転車にも再び乗るようになったし、ダイエットにも成功!或る意味、感謝感謝(^^)
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全巻
一話完結で、読みやすい。
自転車に興味がなくても読める。
最初のほうが話がまとまっていた気がする。
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自転車を通して人間味溢れるエピソードを単話完結方式で送るマンガ。
父親が残した自転車の部品でスポルティーフを作る青年。
新聞販売店の娘。トラック運転手の息子。身体に合わない小さな自転車に乗り続ける少年。
自転車の小ネタを挟みつつハートフルな物語を展開するというのはアイディアが枯渇しないか心配になるんだけど、かなり長く続いているマンガらしい。