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紙の本
還暦の翌年から
2017/12/27 09:56
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投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る
「還暦を祝ってやったのにまだ生きているか」の「摩阿陀会」を誕生日に学生たちが開く。79,80歳にはさすがに足が立たずに出席できなくなっているが、それまではどんちゃん騒ぎを毎年行っていたようだ。なんのかんのと本当に好かれてたのね。
「まだ百けんは死なざるや」の連呼って^^、この頃まだ64歳のはずだし。学生の一人に乗り移って出席してみたい。傍観者ならきっと眉を顰めて、こいつら早く出てけと蛍の光を流し、窓を開けるボイの気分になるだろうから^^; 長年の間には、先立ってしまう学生もいてしんみりする。
紙の本
延々と続く宴会話に終わりは「まあだかい」と思った。
2003/10/12 22:05
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投稿者:佐々木 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いったい、この内田ひゃっけん先生と教え子の関係はどうなっているのだろう。
内田ひゃっけん先生の還暦のお祝いから始まった「摩阿陀会」が毎年毎年続き、その会自体も毎回延々と深夜にまで続く。これほどまでに教え子に慕われる内田ひゃっけん先生はどんな先生だったのだろうか。本当にいい歳をしたオヤジ連中が集まって繰り広げる出鱈目には驚くばかりだった。
この「摩阿陀会」の出鱈目さは招集の回文から始まっている。
会の幹事役による案内状は毎回趣向をこらした内容であり、この回文のユーモアは師匠の内田ひゃっけん先生直伝である。記念撮影で馬鹿なことをしたり、テーブルクロスを振り回す、高歌放吟、宴会場に長居をして嫌がられる、休みの店を開けさせての二次会はあたり前、仲間の髪に火をつけるなどの現役の学生さながらのどんちゃん騒ぎをやらかしている。挙句の果ては、宴会の途中で師匠である内田ひゃっけん先生の告別式の予行演習までやらかすのには恐れ入った。会の仲間に本職の医者と坊主が居るというのもできすぎである。
この会が長年続いたことにより代理出席として教え子の娘や息子、はたまた未亡人にその子供までが顔を出している。ただ単に世話になった先生を囲んでの同窓会にしては中味が深すぎる。勉強には厳しいが、酒を飲みに生徒を引き回す兄貴的な先生だったのだろう。先に冥土に旅立った教え子の幼子のランドセル代まで心配しているのがなんとも師匠らしさをうかがわせる。
それにしても、これほどの濃厚な付き合いが展開されていたとは羨ましい限りであるが、飛び入りで「摩阿陀会」に参加して馬鹿騒ぎをやってみたかった。
本書の最後に感じのお一人であった多田基氏の一文が出ているが、内田ひゃっけん先生の人柄が集約された内容でした。
内田ひゃっけん先生の漢字が出せないそうですが、この漢字も復活してもいいのではないでしょうか。
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