紙の本
時代を超えた救済への真理
2003/08/03 18:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:野猿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「アルプスの少女ハイジ」に続編があったことを、ご存知でしょうか? スイスの遅咲きの作家、ヨハンナ・スピリがこの名作を生んだ後、フランスでハイジの翻訳をし、ハイジのキャラクターをこよなく愛したシャルル・トリッテンという方が描いています。「それからのハイジ」「ハイジのこどもたち」の2作品がこれに当たります。作者以外の作家が書いた続編なんて邪道ではないの?という疑惑を私も持ちました。しかし、この作品は、そんなことは全くないのです! とりあえず「それからのハイジ」を読んでみました。信じられないことでしたが、読んでいて泣いてしまいました。この年になって、児童書を読んで嗚咽を噛み殺している自分が不思議でした。お話の中にはスイスの自然のように、素敵なことばや場面がいくつもいくつも登場いたします。昨今の児童書は、子供たちの追い詰められた心を描いていることが多いのですが、ハイジの続編たちにも、そんな時代を超えたテーマと、その救済への真理が語られています。ところで「アルプスの少女ハイジ」の正式な書名をご存知でしょうか? 『ハイジの修業時代と遍歴時代』というのだそうですよ。
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その後のハイジのお話を、ハイジの原作者じゃない人が書いたみたいです。
もうちょっと丁寧に書いてもいいんじゃないかなぁと言うのが感想です。学校に行って、先生になって結婚して…ハイジなら色々考えて、悩んで、そして成長して恋して結婚するのかなぁと思っていたのですが…。
流れだけをさらっと書いたような感じで、それなら続編なんてないほうがいいのでは?と思いました。
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あの名作「ハイジ」の続編?著者が違うのでどうなんでしょう。
ハイジとペーターが結婚かぁ。。。やっぱり子供のままのハイジがいいな。
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よくやぎがいて、ぼくにミルクをくれたんだ。〜〜山で一番おいしい草をどっさり食べさせてやるから、その代わりにミルクを分けておくれよ。〜〜
素晴らしい物々交換!動物と物々交換ができるなんて。
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アルプスの少女ハイジのその後。ヨハンナ・スピリのハイジを読んだ後だとちょっと物足りないかもしれない。でもみんな幸せになったので後悔はなし。図書館で借りる時に少し迷ったけれど読んでよかった。
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ヨハンナ・スピリの【ハイジ】のその後を書いた作品。
女学校時代から結婚まで、一気に書き上げているため
あらすじばっているのが残念です。
数冊に分けて、キャラクターの心理描写などを丁寧に
書いたほうがストーリーに入り込める気がします。
ハイジのその後を書いた作品を他に読んだことがあり
(当然ながら)作者によってストーリー展開が違うのですが
この著者は、「皆に愛されるハイジ」を忠実に守りとおしている
ように感じました。
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ある夜の九時、ローザンヌの大きな駅で、ひとりの少女が汽車から降りました。
ひどく内気そうで、小柄で、バイオリンケースを大切そうにしっかりと抱えています。
彼女の名前はハイジ。
友達のクララが卒業したばかりの都会にある寄宿制の学校へ入学するために、アルプス高原の小さな村からはるばるやってきたのです。
学校ではどんな生活が待っているのでしょう?
村の人たちは……アルムおじいさんは元気でしょうか?
ペーターはどんな少年に成長しているのでしょう──?
著者ヨハンナ・スピリ亡き後、訳者のひとりシャルル・トリッテンによって書かれ1939年に初版が売り出された、『ハイジ』のその後。14歳の少女として登場し、大人へと成長していくハイジの物語です。
子供の頃、名作劇場のアニメ『アルプスの少女ハイジ』を見ていた大人の人にもお勧めの児童書。
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ハイジに続きがあったんだ。まさか先生になるとは思わなかったけど、やっぱりペーターとくっついたか(*´∀`)