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第二巻に続いて心理戦が繰り広げられる最終巻。圧倒的な表現力で心理戦を描写し、それが終わった瞬間、読者もなぜか涙がこぼれ落ちる。ただ、この心理戦があまりにも圧巻すぎて、クライマックスが弱くなっているかも。
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溢れ出る、畸形趣味(フリークス)が好み。今回敵方で出てくる「畜産業者」(バンダースナッチ)のいかれ具合など堪らない。イカして、イカれた登場人物たちが繰り広げる活劇に期待。
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圧巻のポーカー劇をストーリーと矛盾なく織り込んだ力量はすさまじい。SF的な新しさはなかったけれど、創刊までの時間を考えたら、書かれてすぐに世に出ていたらもっと評価されていたのではないか。それがおしい。
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ポーカー時の自己を乗越えるシーンは圧巻。何度みても「俺はよいバディにめぐり合えた」という台詞になみだぐみます…(バカ)
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まず少女の描かれ方に共感し驚いたのだが、今巻での心理戦は驚いた上に素晴らしい。ルーレット、ポーカー、そしてブラックジャック――。読んでいてここまでどきどきしたのも久しぶりだ。この緊張感を持続させた作者に拍手を送りたい。
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カジノ最大の見せ場、ブラックジャックと最強のディーラーとの対決をまるまる一冊使った本。そこに書かれているのは彼らの行き方であり、彼らが得たと共に失った何かであり、天国の階段である。
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「過去は化石だ。それまでの時間が、その後の時間に影響を与えるという考え自体、化石にとらわれている」(272p)
圧巻の最終巻!2巻から続いているカジノシーンはもちろん、「なぜ、自分なのか」の答えも。この話は、「少女と銃と戦い」の物語なのだけど、何よりも「卵」の外見と中身についての物語なのかな、と感じました。
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とにかく読後に感じたのは虚脱感。集中しすぎて疲れた。で、心地よい虚脱感。内容を忘れかけるほどの虚脱ですよ。ここまで続きを渇望し続けて集中したのは久しぶり。次の冲方作品を選ばねば。
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ウフコック超可愛い。でも私はボイルドのダメっぷりにずきゅんときた(笑)
言葉に二重の意味をかぶせるような、言葉遊び的な単語選択とか、終盤の息詰まるようなゲーム描写とか、ちょっと堪らんもんがありますね。
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まだ引っ張るか!もうラストの巻なのに!と思えるくらい長く長く続くカジノのシーンはやはり、とどまることがなく流れ続けて美しい。ただ、この2〜3巻にかけてほぼ一冊分を使ったカジノシーンが凄すぎて、その後のラストへ向けての収束はイマイチぱっとしない。チップ一枚残してカジノを去るシーンをラストにしてもいいんじゃないかと思えるくらい。そこが惜しい。
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カジノシーンが圧巻。これ見てからアイシールドのヒルマのブラックジャックシーンを見たのでにやりとしてしまいました。
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薄倖な女の子が銃を手に取って自分を手に入れるための戦いへ。でも、大半の批評で取り上げられるのはカジノでのギャンブルシーンだったりする不思議。頭良すぎてついてけなかt ウフコックの可愛さは異常。
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『マルドゥック・スクランブル』の完結編、全3巻の3巻目です。
前巻に続き、中盤までカジノでの勝負が続きます。
内容は最強のディーラー・アシュレイとのブラックジャック勝負。
勝負の見届人としてベル・ウィングが再登場し、前巻の見事な勝負よりもさらに読み応えのあるものを見せられました。
後半はボイルドとの一騎打ち。
ボイルドの戦闘への意識の元が判明したりと、こちらもなかなか読み応えがあります。
バロット&ウフコックとの勝負の行方も感動させられる結末へと向かわせ、
「やっぱ、SFは面白いわ」
と、再確認できました。
全部読んでから知ったんですが、アニメ化されるようです。
どうやって?と思うようなシーンもありますが、楽しみです。
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カジノシーンは『スティング』というより、本宮ひろしのマンガ『俺の空』のカジノシーンを思い出したけど、これは平行進化だろうと思う。作者の年齢からして『俺の空』でヰタ・セクスアリスを満足させたってことはないでしょう。戦闘シーンは『マトリクス』ですな。
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いざ出版されれば星雲賞受賞、そしてアニメ化決定だとか。……アニメはどうかな(苦笑)。ついに全てのチップを手にしたバロットたちだが、最強の敵・ボイルドとの対決の時が。まあ、山本弘もべた褒めしてるとおり、たいへん面白うございました。……でもアニメはどうかな(苦笑)。