投稿元:
レビューを見る
「どうして人を好きになる本は氾濫しているのに、逆の本は無いんだろう」という、『それでもいいんだ、嫌いはあっていいんだ』ということを気づかせてくれた本。当たり前の感情を押し殺すことは無い。
投稿元:
レビューを見る
「人を嫌う」この生きていくうえで避けようの無い情況を、中島義道はこれでもかと露悪的に腑分けし、古今東西の古典を引用し、分析していく。よって心地よい書物ではない。が、ここにある局面は誰にでも訪れるものであり、人との摩擦の中にしか、人生は存在しない。絶望を深める事で、生き抜く為の処方箋!!
投稿元:
レビューを見る
(中島義道の本のほとんどにいえることだが)解毒剤にして劇薬。
この本に関して言えば、細かいところまでの目配りと分析具合がよくできている。が、中島義道っていう生き方は大変そうだ、といらん心配さえしてしまう(笑
投稿元:
レビューを見る
これは効く。この本で書かれている内容が日常的な話題を扱っているからといって、一般的な双方向のコミュニケーションで語られたとしたならばどうだろうか。双方向でない媒体の重要性を強く感じた。手にとって読むことができたことに感謝する。
投稿元:
レビューを見る
日本では他人を嫌うことは悪徳とされており、特に嫌われることに対しての耐性は全くない人が多い。しかし人を嫌うことは人を好きになることと同様、自然な現象であり仕方ないこと。それなら嫌いをごまかして表面を取り繕うより、嫌うこと嫌われることを受け止めたほうが人生豊かになるという提言。
自分の考えにマッチするところが多かった。
投稿元:
レビューを見る
あなたに嫌いな人がいて、
またあなたを嫌っている人がいることは自然なこと。
こういう夥しい「嫌い」を受け止めさらに味付けとして、
豊かな人生を送るための処方を明らかにした画期的な1冊。
投稿元:
レビューを見る
これを読んでから、ちょっと心が軽くなったかな…とか言いつつ、毎月一回は何となく励まされたくてこれを読んでしまう私。ちょっとどころじゃなく心が軽くなっています。誰かのことを好きだと言うのと同じくらい、嫌いだと言っても大丈夫なんだ!って思えます。人の心の働きは、自然なこと。私が人間関係でがんじがらめになっていた頃、すーっと気分が楽になったように、人付き合いで悩んでいる人にはいい薬になりそうな本です。
投稿元:
レビューを見る
マイナスの感情と向き合うことは、プラスの感情のみと向き合う人生よりも、豊かなものなのではないかと思えた。
投稿元:
レビューを見る
http://umagoon.blog17.fc2.com/blog-entry-1446.html
投稿元:
レビューを見る
人を嫌いになること、人から嫌われること について追求してる。前に買ったこの人の本はあまりにネガティブで読んでる途中で気分が悪くなったのでやめた。やっぱり、自分が人を嫌いになるのも嫌われるのも、できれば避けたい。というか、そういう状態はすごく居心地が悪いし、嫌だ。で、ついなんとなく、嫌いな気持ちを薄めていく努力をしたり、自分が嫌われないように振舞ったりしている。この本では、その感情をとことん考えていく。数年前同僚から”?え?私何かしたっけ?”と思うぐらいの態度をとられ、気に病んだときがあったことを思い出した。この本の中に「お互いにさらっと嫌いあう」とあって、それがなぜか腑に落ちた。そうなんだよなぁ、理由もなく嫌いになることがあるからそんなにむきになって、そのことばかり考えなくてもよかったのに、と今なら思える。奥が深いっ。
投稿元:
レビューを見る
救いを求めて手を伸ばした1冊、的な。
でも、だめだ、全然読み進められない。。
今の私には難しいということか?
もともとこゆ本苦手だからな。。
しかも途切れ途切れに読むからよくない気がする。
まとめて読める時間ができたら一気に読もう。
でも、途中まで読んでだけど、嫌っていいって
書いてくれていることにほっとするのは事実。
この人(筆者)変わり者だ〜って感じだけどね。
(08/12/16)
投稿元:
レビューを見る
世の中には「好き」というプラスの感情に関する本はたくさんあるが「嫌い」というマイナスの感情について書かれた本は少ないです。
この本はそんな「嫌い」に焦点をあてた本です。ただしこの場合の「嫌い」は憎しみや憎悪などではなく、日常生活にありふれている「あの人のことが気に食わない」程度の軽い「嫌い」を対象としています。
この本を読み進めていくのは正直きつかったです。
まず私は冒頭で「嫌い」をマイナスの感情と述べましたが、それもこの本の中では教育や社会の生み出した歪みだとしています。
なので「嫌い」という感情を別に悪く思わず、それとどう向き合っていくかが書かれています。
この本を通して私は、新しい視点を提供されました。私はこの本の中で批判されるべき「日和見主義者」であろうと思われます。だからこそ内容が、耳が痛く、それだけ重い言葉としてのしかかってきました。
私はやはり「嫌う」という感情は喜ばしいものとは思いませんが、この筆者のような考え方・生き方もあるのか、と勉強になりました。
投稿元:
レビューを見る
よんでみて!
ひとを嫌うということについて中島義道がアツく語っていますと。
個人的には当たり前だと思うことを言ってます。
が、
世間では認められてない考え方みたい。
はっきりとした考えが書いてあるから、自分の考えの糧としても面白いと思う!!
この本もだけど、中島義道は面白いのでよんでみて!
俺が思うに経済界での八代さんとか大前研一的な感じ!
投稿元:
レビューを見る
■目的
大好きな中島さんの世界観に触れる。
■本の内容・特徴
哲学的視点からの中島流、日常的な人に対する「嫌い」の考察。また自他への対処法。
(著者の基本的立場)
人を嫌うことは人間であれば自然であり、理不尽なものである。その感情を誤魔化すのではなく正視すべき。
(結論)
その凶暴性をコントロールし、自分の人生を豊かにする素材として活用しましょう。
■メモ
・嫌いの原因は客観性に欠けた、かなり歪んだ自己正当化である。(8つの分類)
・「ひとを好きになることと同様、ひとを嫌いになることの自然性にしっかり目を向けよ」(P210)
・絶対(零度)的無関心
・生理的・観念的な拒絶反応
・カール・ヒルティの言葉
投稿元:
レビューを見る
とても読みやすい。
ちょっと人がこわくなくなった、気がする。
少しずつ実践してみたい。こんな心の在り方。
あー・・・都合よく解釈しすぎかな?ノ(´д`*)でもいーや。