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京介の金魚のフンのように登場する蒼(あお)くん。その蒼くんに振りかかった不幸な出来事を書いています。惨い〜、惨過ぎ〜〜! ますます蒼くんファンを作ったことでしょうね、本書は。とりあえず、第一部完結ということで完結巻にふさわしい出来ではないでしょうか。自閉症のように閉ざす蒼くんが初めてなついたのが京介。やっぱり合い通じるモノがあるんでしょうね〜。(って京介はまだ謎だらけですけど)。それにしても「蒼」って、猫の名前だったとは・・・。(笑&謎)
やっぱりこのシリーズ、シリーズというからには最初から読んでいただきたいです。そうするともっともっと主要登場人物たちに愛着が湧くことは間違いなしです。私的には京介の過去にもっともっと立ち入りたいんですけどね〜。
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蒼くんがひたすらけなげで涙梨では見れません。なんでこんな目に遭うの〜?と思いつつ鼻水すすって読みました(笑)
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えーってかんじ。
そしてこれも貧血を起こしてぶっ倒れた。電車の中で。あぶねー。
ちょっとトンデモなかんじがうぶめっぽい。
でも蒼・・・。くうう!
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蒼にこんな過去があったとは全然…。始めの方は絶対蒼が犯人…みたいな展開だったのでどうしようかと思ったんですけど、ラストが…!あぁ、蒼大好きです。この巻で蒼がとっても好きになりました。過去にあんなことがあったのに、今、あんなに明るくできて、いい子に育ってるなん…!
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「建築探偵桜井京介シリーズ」第5弾。京介と蒼(京介の助手の少年)が初めて出会ったのは、蒼の両親の葬儀場だった。なぞの多い蒼の過去と本名、なぜ京介の助手になったのか、その全てが明かされます。
日本製ミステリーってどうも苦手だったのですが、篠田さんの作品は別格。特にこの「原罪の庭」は今までの作品の中でも最高傑作だと思います。展開もハラハラするし物語性もあるし深い。子供ってこんなに無垢で、無垢だからこその悲劇というのか...読んだ後呆然、知らず知らずのうちに泣いていました。
問答無用、1度は読んでほしい。
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建築探偵シリーズで一番好きな作品。かなり重い題材ですが、面白いです。この人の小説はキャラに愛着が湧く。
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これまで読んできた篠田先生の「桜井京介」シリーズの中では異色で、私にとって今の所一番の作品になりました。
とにかく、印象的で心掴まれる言葉が散りばめられていて最後までどんな結末が待っているのか分からなかった。
文字通り、本に吸い込まれました。
★「僕は、自分と同じものを他人に要求したことはありません」
「身勝手に一方的に思い込んで他人に期待して、相手がそれから外れたといって裏切られたと騒ぐような、甘ったれた真似だけはしたくないんです。そんな醜態を晒すくらいなら、傲慢だと非難される方がはるかにましです」
★あまりにも無力なもの、無垢のもの、無防備な存在はそれ自体で人を引き付け誘惑するのだ。
自分の全てを投げ打っても守ってやりたいという思いと、同時に奪いたい、傷つけたい、蹂躙したいという暗い欲望で。
★確かに人間というものは、時代によって変化しながらも、奥底の部分では安易に変われぬものだ、と思う。
そうでなくてなぜ古代奴隷制社会に機嫌を持つ一つの宗教が、二千年後の現在も地球人類の三分の一を信徒に持ち得るだろう。
キリスト教が現代まで命脈を保っている事も、人の心が良くも悪しくも変わらないこと、変われないことの証としか思えないのだ。
きっと、ただの推理小説じゃないことでずっとずっと引き込まれる度数(なんじゃそりゃ)が私の中でググッと高いのではないかな〜って思う。
そのほかにも、この「原罪の庭」には、自閉症と、自閉状態の違い。そういう深い考えも沢山詰まっている。
是非ッ是非多くの人に読んでもらいたいなって。そう思います。
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『建築探偵 桜井京介の事件簿』第5作目!
ガラスの柩を思わせる巨大な温室の中で惨殺された病院長一家。
その血塗られた密室に置かれたチェストで、天使のようにまどろむ7歳の少年。ただ1人生き残った彼は、しかし言葉を失っていた。
闇に閉ざされた魂を救うため、最大の謎「薬師寺家事件」に挑む桜井京介。
建築探偵シリーズ第1部の掉尾を飾る傑作。
<京介と蒼の出会いの物語>
人は人によって傷付けられるけど、人は人にしか救われない、癒されない。
人と人との絆の大切さ。それがすごく胸にしみました。
全てを「守る」のは難しいけど、自分の大切な人は「絶対に守る」。
その姿は幼いながらも、かっこよく、勇ましく思えました。
人は色んなことを抱えながら、それを己の糧としながら、時には捨てて、真っ直ぐに生きていくものなんだと改めて思いました。
暗闇に差し込んだ一筋の光。
ラストはその光に包まれます。(泣きました…)
蒼の過去が明らかにされます。
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蒼の過去が明らかに…!!壮絶すぎて切ないったらない…。泣ける…。建築シリーズのなかでいちばん好きかも。
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シリーズの中では一番好きな作品ですが、人に薦めるときは、「これを一番に読んじゃダメ! シリーズの最初から読んで!」と釘を刺さずにいられない……。登場人物のうちの一人、蒼の過去に関わる話です。
あらすじを語ることさえネタバレのような気がしてしまう。
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桜井京介の助手、蒼の原点を描いた作品。
彼の持つ不思議な力とその知性のせいで、
彼の子供時代は精神的に犠牲になってしまう。
母と子の愛は普遍かもしれないが、その愛し方には問題があるものが多い。
自分の子への本当の愛の注ぎ方のわからない人間は
それだけで罪なのかと思える程の凄惨な事件を描く。
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3年前起きた惨殺事件。密室の中につるされた3人の死体。密室の中から発見された薬師寺香澄7歳。
門野に依頼された神代、京介の推理。蒼と京介の出会い編。
2009年6月3日再読
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やっぱり、加筆した部分ってわかんないもんだね(苦笑)
新書で読んだときは、あまり思わなかったのだけど、今だとちょっとこの展開はないんじゃないと思ってしまう。色々と、無茶だろと。
作家や小説には、長くいつまでも読んでいたいものと、反対にある時期ははまるけどそのうち出るというか、まるで卒業してしまうみたいな感覚があるものがある。どうやら、建築探偵は後者であるようだ。
だから、いい加減に京介の秘密は出した方がよいと思うよ。
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建築探偵シリーズで一番好きな作品
ここから、自分の中で蒼びいきが始まったw
親殺しというテーマがチラチラして邪魔だが
幼子の愛情の濃さに驚嘆する
蒼が蒼になった瞬間に涙が止まらない
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今回は重要なキャラ「蒼」の過去がわかります。
前作「灰色の砦」の3ヵ月後の設定で、
自分を責めるあまり、病んだ状態にあった京介が
復活するきっかけになった3年前の薬師寺一家惨殺事件。
温室で惨殺死体と一緒に発見された7歳の香澄。
現場の状況から犯人と疑われるが彼は言葉を失い、闇に囚われていた。
香澄を犯人と仮定した上で事件の取材をしたがる女ルポライター。
なついた香澄を母親のように見守り世話をする京介。
犯人や、他の登場人物についてはある程度想像つくんだけど
あんな事をした理由がわからなかった。
それは京介の口から語られる事になるのだけど、泣きます。
著者あとがきで「読む順番が変わると感想や楽しみ方が
変化するという現象が起こっている」とある。
だから、順番に読むことをお勧めします。
深春とふざけあっている明るい蒼や
必死に乗り越えようとしている蒼を知らなければ
感情的なものは半減するし、
謎が解ける瞬間の感動は、味わえないと思います。