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紙の本
炸裂どころか爆裂エッセイ
2004/03/09 09:44
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『夢のような幸福』があまりに面白かったので、著者のエッセイを探し求めました。
本書は文字通り著者の妄想が炸裂…いや、もう爆裂しているとしか言いようのない楽しさです。
本書の内容は『刺激は何もない』『妄想旅行』『愛なき道』『妄想の世界』の四章に分かれ、それぞれ章のタイトルどおりの妄想エッセイが書き連ねられています。
どれくらいの妄想かと言うと…。
——悪い男につかまってしまった。——略——もう私はベッドから出られなくなってしまった。私をこんな堕落した人間にしてしまう、あなた、罪な男。その男の名は…電気毛布のカルロ。
という具合です。
なぜに電気毛布に性別があるのか、どうしてイタリア名なのかとっても謎なのですが、どこまでも果てしなく広がる著者の妄想ぶりは思い切り笑えます。
古本屋でバイトをする傍ら、著述業に励む著者の当時の生活が妄想を交えて語られているところがとても楽しく、親しみがもてます。
漫画をこよなく愛し、三味線にいそしみ、盆栽に惹かれる二十台の著者。この個性的なキャラクターがエッセイの隅々にまで反映されていて、ちょっと疲れたとき、気持ちが重いときなどにお勧めのエッセイです。
紙の本
妄想ふくらむ、どこまでも。世界の果てまで飛んでいけーっ
2004/09/27 18:31
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:風(kaze) - この投稿者のレビュー一覧を見る
くくっ、くくくくっ。笑いをこらえるのに必死でした。
ぶっ、ぶわっはっは。はーはー、く、くるひー。我慢できず、ついに吹き出してしまいました。
いやあ、面白いのなんのって! こんなに笑えて、ぶっ飛びもんの妄想が弾けてるエッセイってそんなにないんじゃないかなあ。
しをんさんの日記風エッセイ。いや、エッセイ風日記といったほうがいいか。まあ、どっちでもいいや。と、とにかく、読者へのサービス精神にあふれた話が満載です。
何げない日常の一こまから、するすると連想が広がっていって、いつの間にか壮大な妄想にまで発展しちゃうこのユーモラスな味わい。現実と妄想のバランスが絶妙なさじ加減でブレンドされているせいだと思うんだけれど、「ほえー」とか「おひょー」とか奇声を上げるような感じで楽しむことができました。
例えば、「肉襦袢」の章。拷問のような暑さに耐えながら、部屋の中でマーラーの音楽をかけながら、高村薫の小説を読んでいるしをんさん。その時むくむくと、妄想のタネが頭の中で膨らみます。あたかも、マンガの吹き出しみたいに。「暑苦しい」というキーワードから、ラグビー部員と野球部員が相撲部の部室で逢い引きしてたら、そこに入ってきたのが……。あとは読んでのお楽しみっと。しっかし、笑えるなあ、面白いなあ、文章表現のセンスあるなあと、唸っちまいました。
三浦しをんさんの本を読むのは初めてでしたが、思いっきしツボにハマりました。こりゃ病みつきになりそう。
ほかにまだ何冊か、しをんさんのエッセイ出ているので、カリカリした気分を鎮めたい時、脳の毛細血管がプチプチ音を立てるようなヤなことがあった時、どわっはっはと馬鹿笑いしたい時、そんな時に手を伸ばしてみようと思います。どこに?って、本棚に。「いつでも手にとってね、うふふ」「そうそう、うふふ」と、顔見合わせて笑っているような、(現在ただ今)二冊が並んで立っているエッセイ本に。
紙の本
とにかく笑いたいときに。
2017/10/03 15:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
何か嫌なことや悩み事があるとき、とにかく頭を空っぽにして忘れてしまいたいとき。そんなときは迷わず三浦しをんさんのエッセイです。ただ、思わず笑ってしまうところが多々あるので、電車の中で読むのはあまりお勧めしません(笑)。
紙の本
くせになります
2019/04/29 17:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
三浦しをんさんのエッセイが面白い!と聞いたので、選んでみましたが、面白くて全制覇したいと思いました!私は読むのが遅いのですが、このタイプはスラスラ読めます!
そして、妄想ってやっぱり楽しいですよねw
紙の本
同じ作者?
2019/09/29 14:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこまるた - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本から『三浦しおん』という名の著者がいる事を知ったのですが、ずっと読者大賞とかを獲った人は、この本の著者とは別人だと思っていました(マジな話です)。
ものすごくバカらしく、妄想が破裂しまくっていて、腹を抱えて大笑いできるエッセイですが、三浦しおん像が壊れる読者さんが出ないか心配です。
紙の本
いつもよりは
2017/02/07 20:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
しをん先生の妄想がいつもより大人しめな印象を受けました。車内で語らう男性2人を見て妄想した件は大爆笑しましたが。
紙の本
妄想
2019/07/13 08:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
エッセイなのですが、面白すぎです。この本もっと人気が出てもいいのに、なんで皆読まないんだろう。もっと読んでほしい。