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紙の本
意義は大きいが問題点も
2003/12/24 22:42
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:フニャディ - この投稿者のレビュー一覧を見る
質量ともにファンタジーのガイドブックとしてはおそらく最高峰だろう。いうまでもなく意義は大変大きいし、読みたいと感じさせられる本もたくさん紹介されてあった。
他だいくつか問題点を感じたので、それについて若干述べてみたい。まずは著者のスタンスが不明確だった。具体的にいうと「著者独自のファンタジー観に基づきセレクトし系統だてたもの(つまり主観を前面に押出したもの)」にしたいのか「最大公約数的な視点でなるべく主観を廃してファンタジー作品を概観したもの」にしたいのかがわからなかった。僕は後者を期待して読んだのだが、それにしては著者の主観に基づく感想(「私はここが好きっ!」とか「こういうのは認めないっ!」とか)が目に付きすぎた。特に酷いと思ったのが、ヒロイックファンタジーとライトノベル系のファンタジーの扱い。「コナン」や「グインサーガ」でさえメインでは扱われていないのは、いかがなものか。著者の好みでないので詳しくないからというのはわかったが、それを理由に軽視するのはガイドブックとしては画竜点睛を欠いたものになってしまう。一人でファンタジーの基礎的なジャンルを網羅できていないのなら、誰か別のふさわしい人と共著にでもすれば良かったのではないのだろうか。
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