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松永久秀が主人公の小説ってだけで、他にちょっと類を見ないかも・・・。妖術はバンバン飛びかうし、松永久秀と斉藤道三は兄弟弟子だし、かなりメチャクチャな話なんですが、それが楽しい。信長がカッコイイのもグー。たまにはちょっと違った時代小説を楽しみたい方へ。
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戦国と波斯のエキゾチックな雰囲気が混じりあう世界観で、梟雄の代名詞、松永久秀が天下を狙う。会話のやり取りがおもしろかったです。小島文美さんの挿絵と外伝の入ったノベル版のほうがおすすめです。
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歴史小説にファンタジーをたっぷり盛り込んだ小説。まさか松永久秀を心底可愛いと思う日が来るとは思わなんだ…笑
松永久秀に興味ある人は『あくまで小説!』ってことを頭に入れて読むと良いかと。
小説としてはすごく面白いし、時々実在の古文書(?)が文頭に出たりで日本史勉強してるとニヤッとします。
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松永が兄者好きすぎて微笑ましいw
結局松永は松永で変わらなかったなぁ。ハラハラしたけど初志貫徹で清々した。
光秀はどうして狂ったかがよくかけていたと思う。オカルト世界の混ざり方も活きてて面白かった。
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宇月原晴明版・松永久秀伝。
松永弾正久秀-主家を謀殺し、将軍を弑逆し、東大寺大仏殿を焼討にしたと伝聞される戦国の梟雄、戦国ものの時代小説には欠かせない悪役である。
筋金入りのマキャベリストに見える彼が、勝ち目の無い謀反を起こしたのは何故か?その人物像は捉え所が無く、その心情は理解し難い。悪役とはいえ、何故か気になる御仁ではある。
本作は伝奇小説であり、勿論フィクションではあるが、彼の内面・心情描写には妙に納得出来るところがあった。信長と久秀、『アマデウス』でのモーツァルトとサリエリの様な関係と言えば解り易いだろうか。
ただ、色々な要素を詰め込み過ぎた為、物語の焦点が少しぼやけてしまった感があったのが残念。C・NOVELS版が別途出版されているので、そちらの方が読み易いかも知れない。
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著者独特の形式?
西方(イスラム)?より伝えられし?
斎藤道三と松永弾正が実は秘法を掌る兄弟弟子
京と美濃で別々に天下(日輪)を目指す
これを信長が受け継ぐ?、そして光秀と濃姫の係わりは
光秀の謀反まで一気に
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松永弾正が主役ってどんな権謀術数渦巻くドロドロ話かと思いきや、とんだファンタジーで予想を裏切られた(いい意味で)と思ったけど松永はやっぱり松永だった。もちろんいい意味で。
果心居士が金髪碧眼のお人形さんだったり、松永が兄者大好きっ子だったり、ペルシャ渡来の妖術使ったり、なかなかぶっ飛んでいて面白い。
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宇月原氏独特の流麗なる筆によって描かれた豪華絢爛たる戦国時代伝奇絵巻。
松永弾正と果心の毒気がありながら茶目っ気あるやり取りに導かれながら辿り着く日輪の光に滅せられたものは…己自身が成り得なかったものへの渇望とも思えた。