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鬼頭家の惨劇 忌まわしき森へ(祥伝社文庫)

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紙の本

買うのは著者の心意気なのだ!!(自分に言い聞かせる)

2012/04/02 14:10

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み終えの第一感は…
「そうですか。そうもってきましたか」
といったところ。

何度も書いているが、叙述トリックは難しい。
「折原=叙述トリック」と言っても過言ではないほど
著者は叙述トリックに心血を注いでいる。
そのせいでマンネリを揶揄され事態になるとわかっていても。

そう。
叙述トリックには「マンネリ」という恐ろしさがつきまとう。

にもかかわらず著者は、叙述トリックをシリーズ化してしまった。
しかもシリーズの舞台まで固定して。

富士の樹海。
その中に建つ一軒家。

それがこのシリーズの舞台なのだ。

この飽くなき研究心とチャレンジ精神を見よ。
デビュー作では生き生きとペンを走らせていたのに、
時を経るにつれ、技巧にたよったり無難にまとめたりと、
「そこそこ」を狙う作家が多い中、
こんなにも挑戦し続ける作家が他にいるだろうか。
しかも自分で自分をがんじがらめして。
ただでさえ高いハードルを更に上げて。

そう。
わたしは著者のチャレンジ精神を買って読んでいるのだ。

そう。
そうなのだ、
わたしは著者の…(以下略)


そう言い聞かせてわたしはこのシリーズを追いかけるのだ。


無難な物語を紡ぐ作家よりも、
書きたいことを書く作家が好き。

万人受けするものよりも、
好き嫌いの別れる作品が好き。

だから…
これからもわたしは折原一を応援する。

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