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トールキン遺稿集。「シルマリルの物語」でも語られなかったエピソードが詰まっている。しかしはじめて読むトールキン作品をこれにしてはいけません。ある程度の予備知識が必要です。
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『ホビットの冒険』『指輪物語』『シルマリルの物語』全て読んだ方ならばこそ堪能できる、トールキン教授の遺稿集。
遺稿集なので整合性がないところもあり、興味深い資料です。
註記も充実しています。
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本邦トールキン研究会の長年の積み重ねの結実とも言える労作。訳者名は合同名義だそうだが、ひとりの文章とも見まごう統一された諧調に驚くばかりである。
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グループで20年近く翻訳していたのですが、映画を機に出版することが出来ました。
第一紀、第二紀の話なので、『シルマリルの物語』読了後にどうぞ。
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それでも足りないんじゃー!
という人の為の終わらない物語。
指輪物語の元原稿や本となっていない遺稿を含む短編集。矛盾や物語を成していない部分が含まれ、それが却って「神話らしさ」を呈している。
「ナルン・イ・ヒーン・フーリン」が好きです…。
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んなもん当たりまえの★5つだわ。
シリマリルを読んでも読んでも渇きが癒されないファン必読の書。"Unfinished Tales"の訳出。
お次はHoMEもどーかひとつ(;・∀・)
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泉の宗主がいいです。トゥオルの話とトゥーリンの話と双星エルの片割れ方面と、ガラ様とケレ様の話が入ってる。しかも教授の後だしネタ…見なかったことにしたい;
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普通の日本語(いままで、普通じゃない日本語に訳されているのが多すぎた)。便乗出版の感じがなくてよい。中身はファンならかなり楽しめる。トールキンの製作工程がダイジェストで見られるので。HoMEよりコンパクトにまとめている分、おおきく削ってもいるのだろうけど読みやすい。
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ワタクシ的妄想解釈で、恐縮ですけど、フーリンの子等の話は良いです。
『シルマリル』と併せて読まないといけませんが、BL要素(←私的妄想)、禁忌愛、英雄譚が一つになっております。
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「指輪物語」も「シルマリルの物語」も読んで、もっといろいろ知りたくなったらこの本。上は第1-2紀のエルフの時代。レゴラスの祖父にあたるオロフェア様が載っているのはこの本。
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指輪物語にすっかりのめり込んで、読みきって心のやり場が無いと思ってしまうくらいの人向け。
指輪物語の世界を教えてくれる。
因みに風音は指輪中毒なので、これにものめり込みました。
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「指輪物語」も「シルマリルの物語」も読了の方向け。
はっきり言うと、オタク向け。
そしてオタク大満足。
表紙のグラウルングの足が可愛い。
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シルマリルが図書館になかったのでとばしてこっちから。
クリストファー氏は本当にすごいと思う
序文にあった以上の苦労があっただろうにね!
矛盾点もそうだけど、細かい年号の違いなんかもちゃんと注と考察がつけてあって感動した
シルマリル読んでないからアレなんだけど、
女性の立場、みたいなことについてよく書いてるよね
女だからそう感じるのかな
なんというかやっぱり、さすがイギリス。
指輪だと上代の人物はみんな清廉な感じがしてたけど、むしろ指輪より生々しかったのはびっくり
シルマリルはこういうのばっかなんだろうな
読みたいなあ
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感動的で美しい叙事詩的物語集。
指輪物語やホビットの時代と、神話であるシルマリルの時代をつなぐ、断片的な物語を集めたものです。
ですので、指輪物語のように長大な1本のストーリーではなく、短めのストーリーの集まりです。
また、シルマリルほど神話的で抽象的ではないので、比較的読みやすいかと。
指輪物語やホビット、シルマリルを読んでおいた方が、より楽しめるとは思いますが。
指輪物語が好きなら、ぜひ読んでみてください。
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シルマリルの物語を読み終えて、さて指輪物語に進もうかと思っていたときにたまたま、終わらざりし物語を発見。こちらから読むこととした。
『シルマリルの物語』...
その感動から覚めやらぬ内にこの本を手に取る。
クリストファートールキンがシルマリルの物語を刊行するに当たって採用されなかったトールキンの原稿、覚書、メモの類からファンにとって重要と考えたものを修正しないで集めた本。
全体が一つの物語ではなく、資料としての位置づけとしてあるが、一つ一つの話はどれも面白く、中つ国の物語を書く上でトールキンがたどった考え方が良くわかる。
シルマリルの物語と同様に印象に残ったものを記す。
トォルおよびかれがゴンドリンを訪れたこと
解説によるとこの話の元となった物語(ゴンドリンの陥落)が、トールキンの他の全ての物語の中で最初に書かれたものであるらしい。この話自体は「ゴンドリンの陥落」をベースに書き溜めていた「シルマリルの物語」の内容に合うように書き直されていたもので、残念ながら話の途中で放棄された状態になっていた。
残された原稿はトゥオルがゴンドリンに入城する所で終わっているが、トゥオルが水の神ウルモに出会いその意思を受け継ぐ場面が素晴らしい出来栄えです。また、ゴンドリンに入城する場面での七つの門を通過する話は、いかにもこのような話における形式が整っており気分が盛り上がって...(突然終わってしまう)。
ナルン・イ・ヒーン・フーリン(フーリンの子らの物語)
「シルマリルの物語」に採用されたトゥーリン・トゥラムバアルの伝説の原典とされる物語。シルマリル中で最も気に入っている話の不満だった所を解消してくれる。補遺も含めて百四十頁になろうという長編で、特にシルマリルの物語では不十分であった、トゥーリンの内面の世界が浮き彫りにされている。この話だけでも読む価値あり。
ガラドリエルとケレボルンの歴史
シルマリル中では存在感のあまりなかったガラドリエルであるが、この章を読むとトールキンがガラドリエルに中つ国の歴史全体にわたって重要な位置づけを与えようと苦心した後がうかがえる。
ケレボルンの血筋とガラドリエルがヴァリノオルを離れ、最後まで中つ国に留まった理由が全部で四通りの相異なる話として残されている。
それらの話で大きく異なっているのは主に
ガラドリエルは何故中つ国に渡ったのか
ガラドリエルが中つ国に渡った方法
ガラドリエルは何故最後まで中つ国に留まったのか
の3点です。