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紙の本
Macの本じゃない
2004/05/22 18:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yostos - この投稿者のレビュー一覧を見る
「本書は、Macの本ではない」
Macに取り憑かれ愛する作者が、時に誤った自分の思い込みと自慢話を集めたエッセイである。「どこでMacと関係するの?」と疑問に思えるような話も多し、明らかに事実と異なる思い込みや技術的な誤りなど実にいい加減である。こういった過ちもMacへの愛の前では大きな問題ではないという態度、自分のMacではこうなのだという強情さは、人々が思い描くMacユーザーの嫌なタイプそのものだ。
大きな気持ちで読むと、新米Macユーザーからすると「昔、mac.comドメインのメールサービスは無料だった」とか「へぇー」という情報はいくつかは見つけることができて、救われる気持ちになる。また、これだけ誤りが多いと間違い探しを楽しもうという気持ちもでてくるから不思議なものである。
以下のような笑える誤りと自慢話を楽しめる心が必要。
■Linuxの綴りミス。誤植かと思いきや、すべてが“LINAX”と綴られている。INAXと間違えて「なんで便器の話が…」と思ってしまった。リテラシーどうこういう話が本書には出てくるが、それ以前の問題である。
■“Hack”の綴りミス。“HUCK”って何? それにハッキングで思い描く世界って、ファイル共有ソフト、Anonymous Proxy、エミュレータを使ってエロ動画やゲームを違法に楽しむ程度のことなのか?
■iTuneのVisuallizationへの思い込み。あの視覚効果をして仏教の曼荼羅まで引き合いに出して褒めちぎるのはよいが、Winampなどでかなり昔からWindows機でも当たり前のものだってのは知らないらしい。ジョブスの若い頃のインド志向まで持ち出すのは、かなり笑える。
■iPodに"Breakout"が仕込まれているのはジョブスからウォズニアックに対するメッセージらしい。ジョン・レノンとポール・マッカートーニーじゃあるまいに。
■愛車はポルシェらしい。
友人らしいシーマンの作者は「マッキントッシュ伝説」を書けるような人なのに。
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