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  • 福谷 修 (著)
  • 税込価格:6495pt
  • 出版社:竹書房
  • 発行年月:2004.1
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紙の本

子供の姿をしているからこそ怖い

2004/02/05 13:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る

 わけの分からないモノに襲われる恐怖というのはホラーの常套だが、『リング』以来、姿形がハッキリ分かるモノもかなりの恐怖であることを教えられた。また、“白い着物の髪の長い女性”というのが幽霊の定番だったが、『呪怨』では無表情な子供(もちろん幽霊)がかなり怖かった。
 子供は純真な反面、悪意のない残酷さを持っている。手当たり次第に小さな蟻や虫を踏みつけて回ったり、蜻蛉の頭を引っこ抜いてみたり、蛙の肛門に爆竹を突っ込んで破裂させたり、これらほど強烈ではないが、猫のヒゲを切ってしまうというのも同様だ。多くは好奇心からくる行為なのだろうが、ある程度成長してくると、こうした残酷さは影を潜めるようになる。そう、子供特有の“怖さ”なのだ。
 本書は、「童謡のさっちゃんには、幻の4番がある」という都市伝説を題材にしている。“口裂け女”や“人面犬”と同様の、他愛もない都市伝説……ではない。その歌に関わると、呪い殺されてしまうというのだから。「童謡のさっちゃんには、隠された暗号がある」などとも言われているが、たまたま歌詞を知っただけで呪い殺されたのでは堪ったものではない。
 文章は余白が多く、スラスラ読み進められるものの、素直すぎる表現が少々物足りない。淡々と進むわけではないのに言葉が足りないので、読み手がじっくり想像しないと、肝心の怖さがなかなか伝わりにくい。だが、ひとたびイメージをものにできれば、その後はページをめくるたびに恐怖が訪れる。
 部屋の明るさはともかく、必ず静かな環境で、そして一人だけで読んで欲しい。どこからか歌声が聞こえてはこないか、思わず耳を澄ませてしまうだろう。

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