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「慟哭の三十人衆」がこれからも忍に近しい美由紀への襲撃をしかけてくるのではないかと考えた智美たちは、美由紀を守る作戦を考えます。美由紀に事情を説明し、彼女を「騎士」にしてしまえばよいと主張する優子に対して、彼女を危険にさらすことはできないと考える智美は、自分が美由紀を護衛すると主張します。
ところが美由紀は、毎日のように自分をストーキングしている智美を不審に思い、友人の御堂凛とともに智美を問いただします。どうにか美由紀たちの追求をかわした智美は、今度はランスロットに変身し、忍のふりをして美由紀を護衛することに決めます。
美由紀は忍とのよりを戻すことができるのではないかと期待を抱く一方、彼の恋人だという優子の存在にプレッシャーを感じていました。そしてついに忍は、美由紀にすべてを話すことを決断します。ところがその日、美由紀に想いを寄せる真島光太郎が、本物の忍が毎日優子と会っていることを知って、美由紀を迎えにきたランスロットの姿の智美にくってかかります。そんな光太郎に美由紀は怒りを爆発させ、動転したランスロットは智美の姿にもどってしまいます。そこへ「慟哭の三十人衆」の3人が現われ、智美は美由紀を守りながら彼らと戦うことになります。
分量のわりにストーリーがなかなか動かないことにイライラさせられてしまいました。キャラクターの設定は悪くないし、智美の執筆する『黒騎士物語』という作中作が本編のストーリーと密接に絡み合うというのもおもしろいのですが、ストーリーに停滞感を覚えてしまいます。