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ずいぶん長い間読み続けて、やっと読破。同じ時代を生きているので、共感できるところが多かった。だいたいなんとなく、言っていることは分かるよ。と、思った。
いちばんよく分かったのは、宮台真司と宮崎勤のところかな?
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厚さ2センチ。新書本なのに。雑誌編集者の著者が記録した、83-00年サブカルの変遷。
興味深くて面白い話題なんだけど、いかんせん古くてついてけない・・・。
どうやらこれは、宮崎勉論として読むと分かりやすいぞ。著者はかのおたく犯罪者を、事件当時から強い関心を持って擁護しているそうだ。
これがおたくの第一世代。ご先祖様のことだから、手元においてせっせと読み返しています。岡田有希子、エロ本、昭和天皇、オカルトブーム、新人類、ロリコン犯罪M事件etc・・・
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「多重人格探偵サイコ」などの原作者として知られる大塚英志氏による「おたく」を取り巻く社会に関する論述本。
サブカルチャーや新人類などの用語とオタクのかかわり、そして宮崎勤や酒鬼薔薇といったオタクと犯罪という視点では避けては通れない人物に関する同世代からの自論などが展開されている。特に文中にたびたび登場する宮崎勤に関する記述は詳細で、マスコミで多く語られた彼の人物像を覆す真実が多く存在した。
文章はかなり難しい論調で綴られてはいるが、読む価値はある本だと思う。
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1980年代ということでちょっとわからない部分も多かったんですが、まぁまぁ結構おもしろく読めました。なんていうか、勉強になります。多分。
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読んでみても世代の差か、興味のあり具合の差かも知れないが、途中で脱落しそうになる。
前半はそれなりに良かったが、後半は・・・。(2007.12.30)
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プレゼンの資料に使用。
拾い読みしかしていないけれど、
データベースや事例が豊富、且つ興味深い濃い考察が述べられており良書。
夏休みに一周きちんと読んでおきたい
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「初心者のための「文学」」が思いのほか面白かったので購入。
オタク論には心惹かれなかったのだが、全体的に宮崎事件の責任をとるための80年代の文化論となっており、中身は思いのほか、勉強になった。特にフェミニズムに影響された24年組の少女マンガの「内面」描写は、少女だった当の女性達ではなく、男性が引き継いでいることとか、文化に活力をあたえるためにナショナリズムが運用されているなどの指摘に、うーんとうなった。もう少し、ここの論をつっこんでほしいなあというところで終わってしまうところが不満だけれど、これからの文化を読み解く様々なヒントに満ちている。
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★知らないが納得できる★新人類とは先着順で偶然前に出た人、肩書きの意味不明さがそれを語る。その自分との差異を強調するために「おたく」をカテゴライズしたというのは、なるほど納得した。エロマンガ雑誌の編集者だった著者や、岡崎京子の少女漫画やエヴァンゲリオンとの接点は僕には全くないが、この時代を分析した感覚はかなり理解できる。おそらくそれは僕が社会学や民俗学の枠組みにあこがれていたからで、その点で90年代前半に記号論やディズニーランダイゼーションに関心を持っていた僕は、流行から一周遅れていたのだとはっきりと分かった。
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どこかにある真実を夢想しつつ、さまよう若者たちの歴史
タイトルに「精神史」とあるが、精神的なものを抜きにして見たら
それはそれは空虚な歴史ができあがることだろう
旧劇版エヴァンゲリオンに関する批評がとても良いと思いました
碇シンジをT.Mになぞらえる見方って、ありそうでなかったような気がする
新劇の健全さに違和感を感じるダメ大人(オレオレ)におすすめです
「Q」の前にどっかで読んどいたほうがいいって
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自分も"おたく"であり
要素など書かれてある。
何かを依存し他のことが見えないのは
個性であることを知った。
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大塚英志の私的な評論として『「おたく」の精神史』というのがあるが、まさか漫画ブリッコ時代のエロオタな告白が書かれていようとは思いもよらず、恥ずかしくなって読破後すぐにブックオフに売ってしまった記憶がある。
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『ニッポンの思想』を読んで、やっぱ80年代って面白いなーって思ったので。
佐々木氏は結構大塚氏を評価してたけど、本当のところはどうなんだろうか。それを知るために読みます。
大塚氏の用語だったか?「データベース的消費」は非常にしっくりくる。
それについてもちゃんと知りたいなー。
母校に来たりしてくれないかなー。
以上、アホな後輩の戯言でした。
とりあえず、明日から通勤電車の中で読みます。
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[ 内容 ]
ロリコンまんがの誕生、岡田有希子の自死、キャラクター産業の隆盛、都市伝説ブーム、フェミニズムの隘路。
現代日本社会の起源を探る試み。
[ 目次 ]
第1部 「おたく」と「新人類」の闘争(「おたく」の誕生 「新人類」とは何であったのか ほか)
第2部 少女フェミニズムとその隘路(岡田有希子と「身体なき」アイドル 黒木香とピンクハウス ほか)
第3部 物語消費の時代(ディズニーランドと現実化する虚構 収集する主体 ほか)
第4部 九〇年代のなかの八〇年代(湾岸戦争と「文学者」たち 漂流する人々 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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1980年代にあらわれた「おたく」というひとびとそこに透けてみえる1980年代とういう時代なんか、とても浮かれているようで、神戸の事件や五日市の事件などが頻発しました。ほんの少し前のようで、ずいぶん前のような、不思議な感じをうける1980年代をおたくを切り口にふり返ります。なんか、そんなじだいもあったな・・・と思いだしました。
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何点か違和感がある。1970年には「御宅(おたく)」という言葉が御宅の世界ではあり、世間で「新人類」という言葉があった。その後、新人類について、朝日ジャーナルの「若者たちの神々」と「新人類の旗手たち」という記事で、新人類について論じている。
朝日ジャーナルの記事での分類は便宜的なものである。たまたま「若者たちの神々」という標題で新人類の旗手たちについて書いたのち、「神々」に記載しなかった新人類の旗手たちを、「新人類の旗手たち」という標題で書いたものにすぎない。1980年代初等に新人類の旗手と言われた人達がいて、雑誌が追従した記事だ。
雑誌の記事にさらに追従した分類を書いていても,違和感がありピンと来ない。
新人類は、御宅という言葉にやや遅れて1970年代初頭に、1960年代の若者と行動様式の異なる人々に向けられた用語という記憶がある。新人類は御宅とは限らないが、御宅は間違いなく新人類だと思われる。
詳細は
http://researchmap.jp/jop3ywvbv-45644/