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85 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

頼朝が義経を討ったのも仕方がないか

2022/05/11 15:59

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

源義経の生涯を描いた、司馬遼太郎の文庫本で上下2巻となる長編小説。
 下巻は「旭将軍」と呼ばれた木曽義仲との戦いに始まり、平家との鵯(ひよどり)越えで有名な一ノ谷の決戦、屋島の戦い、そして平家を滅亡させた壇ノ浦の戦いと、義経の華麗なる戦いざまが描かれる。
 同時に、その後、兄頼朝から疎まれて、彼が地盤とした京都から追われていく姿も描かれているが、その逃亡の次第はほとんど描かれてはいない。
 司馬にとっては、京都を追われた時点で、義経の人生はほぼ終わっていたのかもしれない。

 この長い物語を読む限りにおいて、決して義経は悲劇の武将には見えない。
 どころか、その性格はあまりにも幼く、これでは兄頼朝も怒るだろうし、討伐しても仕方がないように思える。
 頼朝は義経をどう見ていたか。
 「合戦にかけては天才であろう。しかし(中略)政治感覚の無さ、物事の軽率さ、自負心のつよさ、とめどのない甘ったれ、それらはまるで幼児か、痴呆にちかい」と、手厳しい。
 それは、ある意味、頼朝の眼を通した司馬の、義経評ともいえる。
 もちろん、義経側から見た場合、いろんな解釈はできるだろうし、おそらく多くの義経作品は多岐にわたる解釈で描かれているだろうが、少なくとも司馬の義経評は厳しいと見ていい。

 平泉で討ち取られた義経の首は最後鎌倉の頼朝のもとに運ばれたという。
 その時、頼朝は「悪は、ほろんだ」といったと、司馬は物語の最後に書き、「悪とは、なんだろう」と問いを投げかけている。
 もしかしたら、悪とは、無知がもたらすものかもしれないと、この長い物語を読み終え、思った。

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