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飛行機に乗っている間の暇つぶしにと空港で購入した本。算数なんとすごく懐かしい。鶴亀算、旅人算、植木算・・・。この本では、算数は問題文を読み、問題の内容を理解し、解答に向かって目標を立て、解答をまとめ結論を得るという問題解決力に通じる論理力を養成するのに適すると言っている。
数学の代数的アプローチ、すなわち問題文で示されている条件をxやyという変数を使ってモデリングし解答を得る機能美にあふれる解き方の利点と、算数のひと工夫して解を得るアプローチ、例えば鶴亀算のように仮に全て亀だったらと仮定した時の足の数と実際の足の数から亀と鶴の数を求めるという解き方の利点をそれぞれ紹介している。なるほどなあ。
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[ 内容 ]
「鶴亀算」「植木算」「旅人算」「仕事算」…。
算数で習ったことのある文章題は、物事を柔軟にかつ論理的に考える訓練をするための最適な教材。
論理思考能力に差をつける選りすぐりの文章題。
[ 目次 ]
第1章 問題文の読み方―読解・分析力(問題の構造を分析できる力;問題の条件を把握できる力 ほか)
第2章 理解できる言葉で言い換える―翻訳力(文字を使いこなす力;図や表などを使いこなす力 ほか)
第3章 解答に向かって目標を立てる―目標設定力(論理的に展望できる力;類似問題を連想し利用できる力 ほか)
第4章 解答にまとめる―遂行力(手法を選択できる力;目標に向かって具体的に展開できる力 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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最低。
xやyを使って方程式を立てて解く方法を代数の方法とし、対して文字を使わずに、四則演算だけで解く方法を算数の方法と説明されている。
でもって、前半で出てくる例題では、代数方法で
5x+2y=6100、y=x+2000
という連立方程式を立てる問題の場合、算数の方法では、
○○○○○+(○+2000)+(○+2000)=6100
と考えるのだと。
冗談かと思ったが、筆者は本気らしい。
しかもこの次の例題の解説部分で筆者自身が、両方のやり方は、考え方はまったく同じですと認めてしまっている。何書いているのかご自身で分かっているのでしょうか。
上の例題では、yにx+2000を代入までしているが、筆者は代入では無く、算数のやり方では置き換えというと解説し、置き換えといったほうが妙味があると書く。
どうも本書の主眼は算数と数学の考え方の違いでは無く、言葉の表現の違いについて論じた本らしい。
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算数と数学は違う。
算数には
読解・分析力→問題文の読み方
翻訳力→理解できる言葉で言い換える
目標設定力→解答に向かって目標をたてる
そして
遂行力→解答にまとめる。
日本の政治家には文系が多く理系的教育が
軽視されているとの分析は新しい切り口だと感じた。
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代数にたよらない算数の柔軟な発想(鶴亀算など)を紹介している。そのうえで代数学的な、無機質だが一般につかえる解法も紹介していて算数と数学の違いを示唆している。個人的には代数的方法の方が好き。
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http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062574334