紙の本
猫と岩合さん
2018/07/08 16:31
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投稿者:アリッサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
岩合さんの猫に対する愛情が、とてもよく伝わってくる本です。
フォト「絵本」なので、小学生くらいから読むことができる本だと思います。
難しくない読みやすい文章で、
岩合さんの猫に対する向き合い方が書かれています。
読んだ人はきっと、岩合さんと猫のファンになると思います。
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岩合さんの猫の写真は安心できる。
動きのあるもの、静かなもの、さまざまな視点での写真がある。
日本国内、海外の違いを感じさせない、猫中心の写真。
猫愛好家は必読の書。
岩合さんの奥さんが、昔、猫をたくさん飼っている友達の家のお姉さんだったことを本書で知りました。
お父さんも動物写真家だったとか。
ps.
類似の写真集として、「猫さまとぼく」から写真の構成とタイトル「ネコさまとぼく」に変えて、新潮文庫から出ています。
「ネコさまとぼく」の本のカバーには、岩合さんの写真がナショナルジオグラフィックのカバーを2度飾ったことがあるとのこと。
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2013.2.27中央図書館
動物写真家の父親のもとで育ち修行しつつ、
猫にであい、猫の写真に開眼した経緯を語る写真絵本。
著者による内外のネコ写真満載。
たしかに昔はいかにもモデル然としたきどった猫か愛くるしい子猫が
ソファの上やかごの中にいるような写真ばかりだったのに、
今やプロから市井の飼い主まで写真をとるようになり、
ネット上には野生の猫、普段着の猫のたのしい姿があふれている。
そのきっかけは岩合さんだと思うと感慨深い。
そして岩合家の飼い猫第一号「海ちゃん」がかわいすぎる。
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タイトルにまず笑ってしまう。
「王様と私」みたい。ちなみにオペラ歌手のパヴァロッティのマネージャーさんの書いた本も「王様と私」。そちらもぜひ読んでみたい。
それはさておき、もちろん岩合さんは動物写真家である。
本当は世界中で野生動物たちをたくさん撮影して国際的な評価を得ている。
私の父などはTVで観てすっかりあやしい猫おじさんと思っているみたいだけど…
べつにそれでもいいと思う。岩合さんは猫写真のパイオニアなのだから。
この絵本ではたくさんの写真とともに、たくさんのエピソードが語られます。
子どもの頃の記憶から、青春時代、奥様と猫たちとの出会い、
(奥様と28匹の猫にいっぺんに出逢っているのが、なんというかさすがです)
そして海ちゃんのこと、世界の、そして『ニッポンの猫』のことなど。
"いつか、猫が見て「そろそろ仲間として認めてあげる」と喜んでくれるような写真が撮りたい"と氏は語ります。
風景に溶け込んで、人のとなりで堂々と生きてる猫たちの"特別"な日常。
エコロジーはネコロジーだともいいます。
適度な距離と増えすぎないことは重要ですが、猫にとって暮らしやすい町は人にとっても暮らしやすい町であるような気がします。
改訂されて新潮文庫から「ネコさまとぼく」の名前で再発売されています。
でもこの版の表紙のおにぎりみたいな猫がたまらないのでこちらに一票。
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去年の9月、岩合さんの猫の写真集が勉強の合間の癒しとして絶大な効果を発揮してくれたので、今年も図書館で借りた。
動物写真家である著者が、どのようにして猫の写真を撮るようになったのかを、写真と文を織り交ぜながら紹介している本。
いい写真ばっかり!
とびらの写真の、薪の前の2匹の雰囲気がかっこいいし、その下の猫は明らかに笑っている。
子どもが大事そうに抱える猫は何を考えているのやら、並んだパグと猫は夫婦のようだし、車から屋根に飛びうつる姿態は芸術的でさえある。
岩合さんの父上も動物写真家だったこと、友だちの猫好きなお姉さんと結婚されたこと、野良猫の写真は珍しかったことなど、初めて知ることが多かった。
猫の写真を撮りに世界中を旅するなんて……よくよく考えるとすごい。
国によって猫の顔も違うんだなぁと、しみじみ。
海ちゃんは優等生的にかわいいけれど、私は柿右衛門ちゃんの目つきが好きだなぁ。
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岩合さんが猫を撮り始めたきっかけや、過去の作品への思いなどが写真とともに書かれています。昔は野良猫のしゃしんなんて、相手にされなかったもんね。それでもずっと、自分が良いと思うものを撮り続けてきたからこそ今がある。それに、ただ撮っているだけでなく、どう撮ればより魅力的に写るのかちゃんと研究していたんだなと、改めて感心した。