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ヒーラーズ・キープ 上 守りたいもの みんなのレビュー
- ヴィクトリア・ハンリー (作), 金原 瑞人 (訳), 石田 文子 (訳)
- 税込価格:1,760円(16pt)
- 出版社:あかね書房
- 発行年月:2004.3
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紙の本
ベランドラ国のいやしの砦(ヒーラーズ・キープ)は、その資質のある者が、みずからの能力を知り学ぶいやし人の学び舎だった。
2004/05/21 15:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エーミール - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は、スリヴィーア国の美しい奴隷娘ミーヴが、実はへリング候の娘リラの娘であり、リラは許されぬ恋のために父親によって奴隷にされてしまって娘のミーヴを生んだのだというところから始まる。ミーヴはインドル候のもとで奴隷としては別格の扱いをされていたが、ある日邪悪なモーレン候によって無理に買い取られる。母は、ミーヴに自分の身の上やミーヴの父親が偉大なドリームウェン(夢の中に入り込み心をいやす者)であったことを話して逃げるように言い、その後ミーヴを逃がしてから息絶える。ミーブは父を探して危険な逃亡の旅に出る。
一方、海の向こうのベランドラ国の女王トリーナは水晶玉による予言の才能を持っていて、いやしの砦に危険がせまっていると感じていた。が、聞き入れてもらえず、資質があるといわれていやしの砦に身分を隠して入ったばかりの娘サラに希望をたくす。
ミーヴもサラも訓練されていないが、優れた能力を持っていた。サラと同じ時期にいやしの砦のやってきたドージャンという若者も訓練されていないうちからジェノヴェン(夢のいやし人)の能力を発揮していた。
やがて、いやしの砦が悪の手(影の王)に落ち、サラとドージャンはかろうじて逃れ、夢の中で出会った娘ミーヴを探す旅に出る。
下巻では、サラとミーブは出会い、邪悪なる影の王と戦うことになるという。
巻頭に「これまでの物語」とあるので、おや?と思う方もあるだろう。これは、実は『水晶玉と伝説の剣』(徳間書店・2002年7月刊)の続編なのだ。前作の主人公の王子と王女は結ばれ、今回の主人公は二人の愛娘サラヴェルダとミーヴとなり、前作とはまた別の複雑な構成の素晴らしいファンタジーの世界が展開している。今回は前作と違い、あかね書房から出版された。
(エーミール/図書館の学校・児童書選書委員会)
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