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みんなのレビュー10件

みんなの評価4.4

評価内訳

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紙の本

ウェットな日本の感覚でなく無国籍風な軽みが心地よい。けれども、描かれているのは間違いなく日本の森や山。そこに住む日本のきつねやたぬき、いのししにすずめ。

2004/06/09 21:57

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最近の、新しめの日本の児童向けファンタジーをいくつか読んで総体的に何となく物足りなく感じるのは、作者の幻想や奇想の源はどこにあるのかということだ。
 日本の自然や慣習、言い伝えなどを大事に扱う作家として、私は一時期、富安陽子さんとたつみや章さんの諸作品を愛読した。それらは日本的だということだけが魅力なのではなく、語りの面白さやテンポの良さ、登場人物の魅力も併せもつから読みごたえがあるわけなのであるが…。
 もちろん自分が手を出していない作家に、そういうタイプの人はもっといるのだろうけれども、ほかに何人か読んでみた作家の多くは、英国をはじめとする西洋ファンタジーそれ自体が着想の源になっているような印象を受けた。簡潔に言えば、借り物だということである。それでもお話が楽しく書けていて、愛や勇気、正義といったテーマが貫かれていれば読者はつく。
 日本の作家なのだから、日本を舞台にして日本の良さをにじみ出させるように書くべきだというわけではないが、神話も民話も、幻想文学の古典も豊穣な土地だというのに、それらとの断絶や決別の上に、コピーの形で作られたものばかりが増えてくるというのは何とも寂しい。

 安房直子のファンタジーについては、西洋風か無国籍風か、日本風かという点において、不思議な味わいがあるとかねがね思っていた。
 本書は、「きつねの夕食会」という短篇と、「ねこじゃらしの野原」「風のローラースケート」というふたつの連作短篇から成り立っている。「きつねの夕食会」は無国籍風であるが、「ねこじゃらしの野原」の主人公はとうふ屋さん、「風のローラースケート」の主人公は茂平茶屋の店主・茂平さんである。別に「とうふ」や「茂平」だから日本だよというのではないのだが、舞台として書かれている山や森は、どうしようもなく日本的な風景として読む私の脳内に広がっていく。だからといって民話世界に描かれているような、深閑として湿り気を帯びた日本の自然や人気(じんき)とは異なっている気がする。
 日本の野山をルーツにしながらも、ひとつには、そこに現実として存在しない物言う動物たちや精霊を描くからどうしても無国籍風になるのであり、いまひとつには、日本的人気とは異なった「軽み」「洒脱」を作家自身が資質としてもっていたからなのだろうと漠として考えていた。

 巻末に収められたエッセイで、安房直子は執筆中、座右に本を置いて読みながら書いているということを明かしていた。挙げられた本は『遠野物語』『世界むかし話集』『三好達治詩集』、それに宮沢賢治や齊藤隆介の童話集であった。とりわけ宮沢賢治には大きな影響を受けたということが分かったとき、日本の野山にしっかり足をつけながら、空想を宇宙まで、そしてこの世の涯てまで飛ばしていた賢治の作品と安房直子作品が、風吹くすすきが原で、すずめ鳴くかやぶき屋根の上で、鹿たちの踊る森の奥で重なった気がした。「なぁんだ」という気持ちも少しした。
 思い浮かべるのなら京都高山寺に伝来の「鳥獣戯画」がふさわしいかもしれない。あんな雰囲気をもった童話がここでは繰り広げられている。

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紙の本

きつねの夕食会

2019/10/12 20:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る

きつねの夕食会
すずめのおくりもの
ねずみの福引き
きつね山の赤い花
星のこおる夜
ひぐれのラッパ
ねこじゃらしの野原
風のローラースケート
月夜のテーブルかけ
小さなつづら
ふろふき大根のゆうべ
谷間の宿
花びらづくし
よもぎが原の風
てんぐのくれためんこ
私のファンタジー
読むことと書くこと
私の宮沢賢治
宮口しづえさんの本の魅力
誰のために

この巻はほとんど読んだことがないお話でとても嬉しいです。

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2006/10/29 14:34

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2004/11/05 09:41

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2014/10/26 08:25

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2008/03/11 09:36

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2012/10/05 21:57

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2017/04/25 11:42

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2021/03/13 22:10

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2019/06/25 00:28

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