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紙の本
編集者コメント
2004/03/27 03:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒットベ - この投稿者のレビュー一覧を見る
当社ロングセラー『「子どものために」という前に』に続く、青木悦の本・第2弾!!
青木さんは、1975年から学校現場の取材を続け、こつこつと各地で講演活動を重ねている教育ジャーナリスト。「子どもの目線で語れる人」という評価が定着しつつあります。
本書は、第1章 虐待——その暴力の「根」、第2章 子どもと親を追いつめたもの——「事件」の根、第3章 現行「教育基本法」を守ろう! で構成されています。
第1章中の「暗闇では眠れない」は、本書232頁のうち75頁を占める、力の入った書き下ろしです。父親の暴力で「親」を見失い、「自信」を砕かれた、青木さん自身の子どものころの体験が綴られています。講演会場で「虐待など暴力的な家庭に育った子どもは、その後どういう感情を持ってしまうのか、どういう態度をまわりの人々に見せるのか」を知りたいという要望を受け、「では、私がその後、自分を見つけるためにどんな苦労をしたかを、少しまとめて書いてみましょうか。何かお役に立てるかもしれません」と言ったことがきっかけで書かれたもので、「幼いころ殴られながら育った人間がどんなしんどい”性格”を作ってしまうのか、自分を例に『分析』したものです」(「はじめに」より)
また、「上越K中いじめ自殺損害賠償請求事件」の裁判に提出した「意見書」は、青木さん自ら「いじめ問題に対する総決算の意気込みで書いた」というもので、まさに「子どもの目線」に立っての論述になっています。
その他、「親の代わりに怒りも悲しみも封印する」「こわい『お友だちプレッシャー』」「子どもが安心できる家族とは?——正直な感情を出せる、トラブルを恐れない家族」「まぼろしの家族像を追わないで」「家庭・地域はウザッたい?!——『渋谷・少女監禁事件』から考える若者の現状」など、主に教育雑誌に掲載された論考も収録しました。
さらに、第3章の「現行『教育基本法』を守ろう!」は、青木さんの、「教育基本法『見直し』の答申は、ますます子どもと母親をおいつめる」という、せっぱつまった危機感に基づいて書かれた原稿ばかりです。
「泣いていい、怒っていい、叫んでいい——虐待・いじめ・暴力の『根』には封じられた感情がある」——本書は、「虐待」「いじめ」事件が相次ぐ現状の「本質」を抉(えぐ)る内容になっています。
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