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前作よりは一つ一つのエピソードについて細かく描写されています。
ですが、やはり肝心なところは読者任せと言うか想像させてくれる・・・その辺が前作よりも面白いです!!
特に「雲雀」の最後なんかどうなったんだろう?といろいろ想像しまくりです。
ジェルジュも働き盛りの大人になった時の話でもあるので、スタイニッツやラスタ男爵が死去し、大公が大人しくなってしまいメザーリのような人間もいなく、寂しさを感じてしまうのは否めません。
そういう時代だけに・・・おそらく第一次世界大戦も終焉の頃かな?・・・前作のような様々な諜報活動も「感覚」を多用して活動する場も減っているので、ストーリーとしてはちょっと退屈しちゃう部分も本当はあるかもしれません。
ですが、作者の巧みないろんな事を仄めかし想像させる文体と構成で完璧なまでの締めくくりがされています。
「天使」を読んだ人は必読でしょう!!
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やはり人物に魅了されます。敵も味方も無邪気なのもうさんくさいのも暗躍してるのも。とりあえず青年時のスタイニッツ顧問官に夢中。そしてラストが爽快。『天使』の姉妹篇ですが、先に『天使』を読んでいた方がわかりやすいと思います。
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いかんせん、『天使』を読んだのがだいぶまえなので、登場人物が同定できないんであった。うぎゃー。
えーと、ジェルジュの経歴ってどんなんだったっけ?(←頭をかきむしる。)
実は萌えで読むのが正しいんじゃ・・・、とちょっと思ってしまった作品だったのでした。
追記:後日文庫も購入。やっぱり面白かったです。『ミノタウロス』にくらべるとこの頃はまだだいぶ読みやすいなあ。
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ところどころ凄く楽しめるのだけれど、もうかなり忘れている「天使」もう一度を読まなければ、理解度は低いままになりそうなので、近いうちに「天使」を再読予定に入れておくということで。
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4/4 読了。
「天使」の世界に魅了された人間にとって最上の読者サービスにあたる連作短編集。オットーとカールはいいキャラだし、グレゴールとヴィリの愛憎関係はこれだけでも読ませるし、ジェルジュに復讐するために国家を裏切るヨヴァン萌えだし、何よりディートリヒシュタイン!お前!となる最終話「雲雀」で、超能力者たちの闘いは、爽快感溢れる喜劇的な終結を迎える。
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何年か前に読了。前作 天使の姉妹編、というかサイドストーリーと後日譚。短編連作なので軽い文体に感じた記憶がある。ジョルジュがメインの最終話が一番面白く、天使を読み終わった気になった。