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予想外に面白かった。子供が主人公の児童向けの体裁をとっていますが、大人が読んでも面白いと思う。特に主人公の兄弟の兄・ジョンと共感できてよかった。もっとも、これは私が長女だからかもしれない。
ランクとしては★4つはつけすぎかな…ということで3ですが。
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ジョンとダニーの兄弟は、ある日、町に突然現れた骨董品店で、
ビー玉でいっぱいの金魚鉢と、不思議な眼鏡を手に入れる。
家に帰り、その眼鏡で窓を覗くと、そこには見知らぬ光景が。
二人と飼い犬のエイハブがその窓を通り抜けると、周りに森が広がる草原にいた。
空には窓だけが浮いている。
しかし、二人はゴブリンに襲われ、片方のレンズを奪われてしまう。
壊れた眼鏡では窓は見えず、家に帰ることもできない。
そこに、石鹸銃でゴブリンを追い散らしながら現れたのは、
ミスター・ディーナーという太ったおじさん。
彼は発明家で、家に帰してあげるというのだが、
言動は支離滅裂、ドーナツに目がなく、しかも、家の上に寝ている人物は……
はたして、兄弟は元の世界に帰れるのか?
う〜ん。
個人的な感想としては、新刊で買わなくてもよかったかなぁ。
いかにもジュヴナイルって感じが、どうもはまれなかった。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品の方が、まだ自分としては楽しめるかなぁ。
ただ、嫌なことがあると自分の負の感情を切り離していって、
どんどん人間が崩壊していくミスター・ディーナーの様は痛くてよろしい。
つやぴかのドーナツがかなり美味しそう。
溶けた砂糖をかけたドーナツのこと?
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えっと~ヒトコトで言うと、2人の兄弟が別世界に行ってしまって
狂ったおじさんの相手をする話・・・です(笑)
「奇想天外なコミカル・ファンタジィ」とありますが、
コミカルというより、気の毒なおじさんの話しです・・・
シチュエーションにはちょっと泣けるものが。
初老の男性にオススメのお話のような気がします(笑)
いろんな要素のカケラがいっぱいで、とらえどころのない筆致ですが、
その独特さが なぜか心に残る作品。