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みんなのレビュー154件

みんなの評価3.4

評価内訳

150 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ウェル・ディファインド・ミステリー

2004/06/22 21:05

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投稿者:GG - この投稿者のレビュー一覧を見る

密室殺人という不可能犯罪。謎に挑むのは、若く美しい女性弁護士と謎を秘めた防犯コンサルタントのコンビ。ハイテクノロジーで構成された地上十二階の完全密室の謎はどう解かれるのか。…

本格探偵小説として、アオリ文句を考えると上のようになるだろう。実際、本書は本格マニアの細かい詮索にも耐えるように細部に気を遣って構成されている。もし、古典的な探偵小説作法を遵守するなら、第一部終わりに「読者への挑戦」が挟まれてもよいくらいである。第二部は、これも本格ファンを意識した倒叙形式となっている。

ことほど左様にパズラーとしての魅力を十二分に備えた本書だが、トリック以外の部分をとても面白く読ませるところが流石だと思う。『青の炎』や『天使の囀り』でもそうだったが、現代日本に舞台設定するときの細部が非常に具体的なのである。出てくる固有名詞や専門用語が作品の迫真性をぐっと盛り上げる役目を担っている。旧作『天使の囀り』で私が一番感心したのは、「横歩取り」という将棋の戦法がある場面で効果的に使われていたことだった。そういうディテイルがあればこそ、ホラーとしての大きな仕掛けも決まるのだと思う。

本書においても、同様の筆法(開巻すぐのビル警備員の描写など)が巧みに用いられていて、悪くすると単なるゲームとなってしまう密室の謎がある種のアクチュアリティを持って迫ってくる。貴志祐介の名は知っていても、ホラーには興味のなかった読者は、本格ミステリーとして楽しめる本書を手にとってはどうだろう。週末一日の楽しみというミステリ本来の味わいプラスアルファを楽しむことができます(プラスアルファを何に感じるかは読者次第)。

あえて難を言えば、今回の小説、謎解きの主人公二人の書き込みがやや不足している感じである。この二人ではシリーズ化は難しいだろう。

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2004/09/22 14:37

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2004/09/28 23:46

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