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組織心理を帰納的に描いた本。
マズローの5欲求や、マクレガー理論などを伝わる文章で教えてくれる。
伝わるので、自分がどう応用できるかがイメージしやすい。
組織論の面白さが分かりやすい一冊。
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学校での「組織行動論」の授業のテキストでした。
タイトル通りミクロの組織論全般について記述されている。
特に本書で多くのページを割かれているのは、
モチベーション理論と、リーダーシップ論。
モチベーションについては、内容論とプロセス論に分けられ、
内容論では、マズローの欲求段階説から始まり、
アルダファーやハーズバーグまで。
プロセス論では、期待理論。
これらを経て、内発的動機付けの必要性に発展していく。
リーダーシップについては、特性・行動アプローチから、
パスゴール理論、カリスマ的リーダーシップまで。
特にミドルのリーダーシップの果たす役割の大きさを論じた
メタ・リーダーシップは大変重要な考え方。
人事や組織の勉強をすると改めてその重要性を考えさせられる。
戦略しかりマーケティングしかり、
たとえ、どんなにITが発達していったとしても、
やはり組織・人の上に成り立っているからだ。
目に見えないものをどうマネジメントするかの難しさは
当然あろうが、企業として発展を継続していく以上、
避けては通れないであろう。
組織論全般について勉強するのは、分かりやすい本で、
誰にでもお勧め出来る。
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教科書として買っていたけれど読まずに放置していたのを読み切りました。
組織論は馴染みがなく、読んでも頭に入ってきませんでした…
2004年の刊行とのことですが、16年経っても「それな」と思うポイントはあり、蓄積された組織研究成果は有用性がありそうだな、ということと、16年経っても組織をめぐる日本の社会情勢はなかなか変わらないんだな、ということを実感しました。