サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

現代規範理論入門 ポスト・リベラリズムの新展開 みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー1件

みんなの評価3.5

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本

挑戦は続く

2008/11/17 23:22

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:半久 - この投稿者のレビュー一覧を見る

現代規範理論研究会による議論の成果をまとめた第二弾(第一弾は『ポスト・リベラリズム』)。前作と重なるところもあるが、切り口を変えることでマンネリに陥らないようにしている。それは、前作が「イズム別」だったのに対し、より「価値別」に編制したことに表れている。
章立については以下のとおり。

第1章 正義 伊藤恭彦
第2章 自由 松井暁
第3章 平等 井上彰
第4章 人権 施光恒
第5章 福祉 神島裕子 山森亮
第6章 疎外 田上孝一
第7章 共同体 坂口緑
第8章 公共性 有賀誠
第9章 民主主義 山崎望
第10章 多元主義 向山恭一

社会的規範理論(政治哲学・政治理論でもいい)としてスタンダードなテーマが並ぶ。「疎外」だけが、いまとなってはちょっとユニークだろうか。
本文で紹介・検討される論者は、大半が外国の名のある人びとである。例えば第5章の「福祉」では、まずロールズを古典として扱い、それをステップとしてセンとヌスバウムの議論に焦点を当てている。有名人中心なだけに、個人的には新しい知見にはそれほど出会えなかった。まあ、「入門書」であるなら、変に奇をてらわないほうがよいともいえるだろう。

それなら、次に、その「入門書」としてはどうなのかということを問題にしたい。
編者にいわせると、具体例をあげて平易な叙述にするよう努力したので初学者向けになっているとのことだ。たしかに、有名論者の主張を要領よく紹介しているものもある。しかし、ディープな論点にどんどん突っこんでいって、初学者をおいてきぼりにしている難しめの論考もちらほらとみられた。これが全体の印象を悪くしているので、もっと編集者側が指導力を発揮してほしかったと思う。
前作と比して新味は少なく、マンネリ打破も成功しているように思えなかったので、お勧め度は中くらいといったところだろうか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。