紙の本
無欲の欲は無限大
2009/03/16 23:34
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セカンド・プラン レジェンド - この投稿者のレビュー一覧を見る
他のコミュニケーション手段と決定的に違うところは、文字が相手の機種に依存した表示がされるところだ。
好きでも嫌いでも、親しくても知らない人でも、文字の表示方は同じだ。
同じ言葉でも、受け取る人によって、まったく正反対の意味にとることさえある。
顔の表情も、声の調子も、筆の感じもわからない。表示された文字の言葉によってのみ伝達しなければならない難しいものに、資格や免許がないことに疑問を感じざるをえない。
せめてメール道。3級とか初段とかあったほうが、わかりやすい。例えばメールに初心者マークがついていれば、言葉の意味も受け手が、補って汲み取ることができる。
著者は言う「メールを打つときは笑顔で入力」と。そうすると、その気持ちが言葉の端々に、にじみ出て、なんとなく伝わると。
「ほんまかいなぁ」と思って入力すると、ご覧の通りの状況になると。
ただビジネスライクのシーンでも心ある一行を添えるとグンと受け取る感じが良くなるのはたしかだ。
さて本書では、メール情報についてはギブアンドテイクではなくGive&Give&Givenを提唱している。見返りを求めない情報提供こそが大きな価値を生む。無欲である事が相手に伝わり、心も伝わると。
そうなると、かえってくるものはたとえ無くても、自分の中に積まれるものは無限大に等しい。まさに無欲の無は無限に通じる道であると読み解けた。
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メールの書き方に関する本ですが、人と接するときの心構え、感謝の気持ちを持つということ等、生きるうえでの基本まで学べ、さらにメールというデジタル化された環境で心のこもったコミュニケーションを実現するコツが記載されています。読んでいて心に響く一冊です。
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「道」とまで深く考えたことはなかったが,考えてみればメールも手紙もある意味では一緒。文例を列挙するのではなく,読み手のことを誠心誠意考えて,相手の気持ちを揺すぶらせることのできるメールをいかに書き上げるかを説く。そこまで考えてメールを打ったことはなかった自分にとっては,身が引き締まる思いがした。
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【概要】
メール術でもなく、how toでもなく、メール道!
作法よりも根幹にあるのは、「心得」。姿の見えない相手との「縁」を以下に大事につなぐかと言う意識で書きましょうね、と言う本です。
ちゃんと最後には「上手い件名」「上手い署名」のお手本もついているので、使えるといえば使える本です。(ただし前フリが長い。。。)
【活かせる点】
・社内メール:自分が部下だったら「礼儀正しさ」を、自分が上司だったら
「親しみやすさ」を意識しよう
・社外メール:自分の名前の表示の仕方(ローマ字表記より日本語)、心温まる一言を添えて書こう
メールは、活字だからこそその人のひととなり、本気度が伝わりやすいと。
日頃、テンプレ化に勤しむ私も、それだけじゃなく暖かさをメールに入れたいなあと思いました。
ちなみにこの方、「ブログ道」という本も書かれているので、興味のある方はぜひ。
(あっき)
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メールをもっと活用できないか(仕事でも遊びでも)。そんな折、忘れてしまったがBlogでこの本のことが紹介されていた。他に思い当たる本がなかったので早速、読んでみた。
心を通わせるメールを作成することが成功の秘訣であると著者は説く。だから書名がメール「道」なのだ。茶道、華道の「道」と同じ。極めるということ。普通のHowTo本ではない。193ページうちの半分近くを心得とGive&Give&Givenで得られる7つの利益をとつとつと書かれている。
ビジネスで成功を収めている方だけに説得力がある。メールの文化はデジタルだから杓子定規なことばかりが許されるわけではないのだ。如何に自分を上手く表現し相手の心を掴むか。メールとはいえおろそかにできない心得の数々に納得する。
ビジネスシーンを前提に書かれているが心得はいずれのシーンを選ばない。実践編では心得を前提として相手に捨てられないような個人的なメールの作成方法が書かれている。
事前準備編はとっても役に立つ事柄が多い。中でも事前準備三の名刺より大切な電子著名づくりはうなる。
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メールを書く上での基本的な心構えやスキルを教えてくれる内容だった。
メールの挨拶は元気よくびっくりマークをつける、ひらがなを多用することで、やさしい文章になるなど、すぐに実践できるものも多くて、読み終わった次の日からやり出してみた。
メールを書く上での心構えに最適な本だと思う。
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メールを書く時間を短縮するために、単語登録(URLやメールアドレスなど)をしておくのは便利だなと思いました。
読みやすく、タイトルにも気をつかっていきたいと思います。