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以前紹介した「ひとのいいねこ」の田島さん&南部さんコンビ。
山の奥深くのひなびたむら。
暮らす人は少なく、訪れる者も ほとんどいなかった。
「捕まえたオバケを、こちらの村の山奥にはなしてもよいですか?
もちろん お礼はさせていただきます」
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もう 昔の ひなびた村には戻れない。
それなりの しあわせは もどらない。
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3nnny(2歳8カ月)のお気に入り。表紙をめくると描かれているお化けの名前、ほとんど覚えてしまいました(笑)
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裏に深い山を従えた、ひなびた村がありました。ある日、別の村人達が沢山のお礼と引き換えに、つかまえたおばけを山奥に引き取ってほしいと頼みに来ます。その申し出を受けてからというもの、次から次へと贈り物を持った人々が、おばけを連れてやってくるようになりました。おばけは裏の山にはなたれ、村はどんどん裕福になり働かずとも遊んで暮らせるようになりますが…。
明るい色を使っているのにページ全体からあふれるおどろおどろしさ。単なるおばけの話でなく、テーマを掘り下げるといろいろ見えてきます。ごみの不法投棄、使い捨て社会、お金では買えない安住…おばけが何に見えるかは読む人によってちがうかも。
カバー裏におばけの絵と名前がのっているので、おばけ図鑑としても楽しめます。名前は結構みたまんまです。
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まるで…
移民や不法入国をざるのように受け入れている今の日本…
いずれ社会を担うお子様の危機管理意識の育成におすすめしたい逸品
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『お礼は差し上げますので』
産業廃棄物や危険作業など、物質文明の負の側面を、無垢で弱味のある弱者に押しつけている今の日本社会と重なり、気が重くなった。
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裕福な村が貧乏な村の足元を見て金に物を言わせて厄介事を押し付ける。一時的に喜んだ村だったが、最後はその厄介事に蝕まれていく。そしてもう決して昔には戻れない…
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お礼の宝物をもらうかわりに、裏山に化け物を捨てるのを許した山奥の村。それまでは質素でもそれなりに幸せに暮らしていた村は、突然のおばけ最終処分場ビジネスでバブル期を迎える。しかし、受け入れ過ぎたおばけがあふれかえり、制御不能に。もう、元の村の生活にはもどれない。
使用済核燃料や有害廃棄物処分場を交付金中毒になって受け入れてしまった村の行く末をあらわした物語の様に思えてならない。
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あるひなびた山奥の村に馬車がやってきた
近くの村からやってきた人は
おばけを捕まえたがどうしていいかわからない
この村の山奥に捨てさせてもらえないだろうか
お礼はしますと綺麗な反物や焼き物を持ってきた
村長はこれを快諾した
それからしばらくしてもっと遠い村からまたおばけを捨てたいと高価な品を携えた人がやってきた
おばけは山に放たれた
村はどんどん大きく立派になっていく
他の村からおばけを捨てたい人がどんどんやってくる
ある日、村近くにおばけがいることに木こりが気がついた
村長も裏庭でおばけを見た
村長は祭りだと言って村人に酒を飲ませる
村人は酔っていておばけに気がつかない
でも,,,
先を見なければならないお話
読み聞かせ時間は6分くらいです