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新・土曜ワイド殺人事件 京都藁人形殺人事件 (ドラゴンコミックス) みんなのレビュー
- とり みき (作), ゆうき まさみ (作)
- 税込価格:1,056円(9pt)
- 出版社:角川書店
- 発行年月:2004.7
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コミック
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紙の本
2時間サスペンスはおちょくればおちょくるほど面白い!
2004/07/05 10:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビで馴染みの2時間サスペンスドラマをパロディにすると、ここまで面白いものなのか! 前作に続いてとり・みき&ゆうきまさみが、これでもかといじくりまわしてくれた。
ごく些細なことから殺人が起こり、にわか素人探偵や名物刑事が偶然に恵まれながらも事件を解決するのが、2時間サスペンスの王道だ。本書はそれらをそっくりそのまま盛り込んでいる。群馬で起こった藁人形と殺人事件の関連性から、ドラマでは数え切れないほど舞台になっている京都へ飛び、あちこちの名所旧跡を登場させながら、男女の愛憎劇までも組み込んでいる。起こっている事件や登場人物達のマヌケさには呆れるばかりだが、ドラマをおちょくる意味でのパロディとしては、これ以上のものはないだろう。もちろん、あまり意味もなく差し込まれる美女の入浴シーンも、しっかりと再現されている。
2時間サスペンスには一定の法則性があり、何分頃には捜査状況の説明、何分頃には中だるみを避けるためのシーンを挿入などと、概ね決まっているそうだ。なるほど確かに言われてみれば、ちょうど1時間が過ぎた辺りで事件の見直しのようなシーンがあるし、まあ、2時間という限られた時間内で完結させなければならないのだから(なるべく起承転結も入れて)、規則性ができてしまうのも当然と言えば当然だが。本書がパロディとして最高なのは、そうした部分もキッチリ考えているところ。苦笑をまじえつつ、もしくは変なところで納得しながら読んで欲しい。これでますます2時間サスペンスが好きになるかどうかは……?
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