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アーモンドは、どの作品を読んでも子供への愛情が ひしひしと伝わってくる。
想像力
愛情
癒し
そんな言葉が当てはまるのではないでしょうか。
登場する物の存在を感じながら
読み進めました。
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ジョーはサーカスと空中ブランコの少女コリンナと出会う。
アーモンドは孤独な魂が孤独なだけではでなくなる瞬間を、その喜びを描く。
(2004年12月21日読了)
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熱く、なまぐさい息の臭い。鼻を刺す毛皮の臭い。
夜の中を静かに歩き、ジョーにのしかかってくる夢想の虎。
虎を呼ぶ何者かの声。
「虎よ! 虎よ! 虎よ!」
孤独な少年ジョーが見る幻の生き物たち。彼の耳には確かに聞こえるひばりの歌。
けれど周囲の誰も、母親さえもそれを共有することはできない。
ある日、ジョーが住む寂れた町にサーカスがやってくる。
空中ブランコ乗りの少女コリンナは、彼の感性を受け入れてくれた。
虎はとうに死んでしまっていない筈なのに、テントの中には虎の気配が濃厚に漂っていた――。
サーカスの中心には秘密の心臓がある。
そしてジョーの胸の中にも別の心臓の鼓動が蠢いている。
無情な世界からはじき出された人々が終焉を迎え、また新しい何者かになるために、ジョーは心の中の虎を森へと還す。
寂れた街の、寂れたサーカスの持つ郷愁、そして淫靡。
去って行ったものへの愛。残されたものへの愛。
明日、また陽が昇ったら、素敵な人生がきっと見つかる。
アーモンド作品の綴る物語は、必ずしも幸福に満ちたものではないはずなのに、希望があって優しいのはなぜだろう。
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あ~こういう話嫌いです~。訳も分かりにくいし、生理的にもちょっと無理。自分たちの商売のためにユニコーンに改造したヤギを観客に見破られて、逃がすでもなく溺れ殺して「この方がいい」とか自己満足するシーンとか、エゴ満載で大嫌い。ラリった子供と怪しい宗教、私にはそうとしか思えませんでした。でもこれ、児童文学なんだよね。久し振りに初っ端から放り投げたくなった一冊。もう読まない。