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花をモチーフにした4つの短編集。
表題作を読んだ感想は
「あんま好きじゃないかもなぁ」
だったけど、全部読み終わったときには
「結構好きかも」に変わってました。
暖かい、人間味あふれるお話に
ミステリーが少々入ってます。
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このミス6位。このミスにはまってますけど。繊細な文章で気分が清々しくなる。最後のはやや黒かったけど。夏とあるけど春にぴったりな感じかな。
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一応手元にあります。 でも、「化粧の素顔」の解説を書いている藤田香織とか言う人が帯で絶賛している。 それだけで読む気が失せている。 真面目に読んで見るかなぁ…
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短編で分かれていたので一つずつ紹介します。
○十八の夏
自分の恋した相手が自分の父親の不倫相手…考えてみただけでも鳥肌が立ちます。ミステリーな要素が強いと感じました。
○ささやかな奇跡
結婚というものを漠然と捉えている自分としては、ここに描かれている境遇を受け止めることは出来ません。しかし、描かれている人には感動を覚えました。
○兄貴の感情
印象に残る文章がありました。
「人間ってのは自分勝手なものだ。人のためと言ったって、たいていは自分のために行動している。誰かのために何かするのは、その人が悲しむのを見ると自分が辛いからだ。その人が喜ぶのを見ると自分が嬉しいからだ。それでいいんだよ。ただそれを忘れちゃいけない。忘れると自分はアンタのためにこんなにやってあげたって優越感が生まれる。なのにアンタは返してくれなかったって恨みが残る。馬鹿な話だ。(中略)自分が犠牲になるという気持ちが残るようなら、そっちの道を選ぶのはやめておけ。恨みを抱いて生きる人生ほどつまらないものはないぞ。」
○イノセント・デイズ
ミステリーな要素の強い作品。その中で描かれる先生の甘さと生徒の辛く苦しい過去。人って…とうい感情が沢山出てくる話です。
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帯には「本の雑誌2004年度恋愛小説部門第1位」なのに、裏には「2003年度このミステリーがすごい第6位」。どっち?と思って買っちゃいました。短編集。
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日常のミステリー短編集。
特に大きな謎があるわけでもなく、淡々と日常を描いていく。後半に話の線がつながる、そんな感じのミステリー?
作者の優しい目線が好きです。世の中には確実に悪意がある。それでも、世の中を否定しないし、世界に絶望しない。そんな感じです。甘っちょろいことも書くけど、たまに厳しいことも書いていてる
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人が殺されたり攫われたり。
そんな殺伐とした物語ばかりがミステリーではないのです。
"恋愛"を軸にちょっとした謎を絡めた4編の作品。
浪人生と一人の女性の交流を描いた「十八の夏」。
妻を失った男とその家族の優しい関係「ささやかな奇蹟」。
破天荒な性格を持つ兄の恋物語「兄貴の純情」。
二つの家族を襲った悲劇とそれに苦しむ少女の「イノセント・デイズ」。
人が人を思う気持ちがふわりと描かれていて、読後感がさわやか。
優しい物語を読みたい、という方にはお薦め。
個人的には「ささやかな奇蹟」と「兄貴の純情」はオチが見えてしまっていたのでどちらかというとミステリ要素の強い「十八の夏」と「イノセントデイズ」の方が好きかな。
「十八の夏」は淡々と進む割にラストに世界が反転するところが気に入ってます。
でも光原さんの作品は良くも悪くもアクがないというか。
どうしてもこの人の作品を読みたい!という気分にならないところが残念だったりもします。
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花をモチーフにした4つの短編集。なかなか秀逸です。ミステリーもちょっぴり楽しめる。2話目のささやかな奇跡と、4話目のイノセントデイズがお気に入り。やっぱり私はハッピーエンドがいいな。
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連作4編が収録されています。
文章がとても読みやすいし、共感を覚える場面もしばしば。
特に「兄貴の純情」が良かったです。
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表題作がドラマ化されて、それを見たので読んでみた。他3作の花にからんだ短編集。なかなかよかった。「十八の夏」が一番好き。「イノセント・デイズ」はちょっとつらい話でした。。
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恋愛モノかと思いきや、実はヒューマンドラマでしかも推理小説。って言っても、感傷的とかドロドロしてるとか、そういうのではなくて、どちらかと言うと不思議な感覚で、何気なくそこにある恋人に、異性に、家族に対する「好き」を、花を伏線にして描いてる作品だと思います。ちょっとクドい感じのする最近の恋愛小説に飽きてる人にオススメですな。
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花をモチーフにした短編集。収録された4編に何かつながりがあるのかな?と思って読んでましたが、特にそういうことはなかったみたいですね。好きなのは3話。お兄ちゃんのキャラがとっても笑えました。どれも家族の形が主題にあるような気がします。悲しかったり、笑えたり、ちょっとじいんときたり。色々な感情が味わえます。
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いろいろな形の恋愛。
ミステリとしてはレベルが低いけど、読み物としては面白い。
ただ、特に表題作の十八の夏はあんまりスキじゃないかも…ヒロインが嫌い。
兄ちゃんと弟の話がいちばん好みでした。
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短編小説だが、どの作品もまわりに劣ることなくとてもよかった。このミスに選ばれた「十八の夏」はあとからあとから事実がわかっていく展開で、のめりこんでいってしまった。
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第55回日本推理作家協会賞受賞作。
切なすぎる短編「十八の夏」。
その華を思わせる作風から、華をモチーフにした作品集が出される事となり・・・。
素敵な4編の連作短編集が出来あがりました。
2003年版このミステリーがすごい!第6位の実力をお確かめください。