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カタブツ みんなのレビュー

  • 沢村 凛 (著)
  • 税込価格:1,54014pt
  • 出版社:講談社
  • 発行年月:2004.7
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みんなのレビュー18件

みんなの評価3.7

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (7件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
18 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

地味で真面目は普通じゃないぞ

2004/08/05 23:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る

地味で真面目な人達にスポット当てたくて…とは作者の弁。そのテーマ通り、ごく普通に生活している人達が物語の主人公です。ストーリーも日常的なのですが、舞台だって客席だってスポットが当たったら、そこは別世界、…普通の人達の普通じゃない物語が始まりました。

 真面目な主人公の物語が6篇収録された短編集です。確かに真面目な人達とは思うのですが、シチュエーションはどちらかと言うと異常です。ですから言葉を換えれば普通の人が異常に遭遇したらどうする、またはどうなる、なのでしょう。不倫の果て、妹を溺愛する双子の兄、待ち人ウォッチング、強迫神経症と二重人格、記憶を無くした2日間、無言電話、と6つのミステリアスなテーマを抱えたストーリーは、ホッとするものも有れば、ゾッとするものも有ったり、ギョッとするものもあってバラエティにとんでいます。

 ところで、真面目な普通の人が日常生活の中で普通なのは当たり前の事ですが、普通の人も異常事態になれば普通の間々で居られるわけはないのでは。スパーヒーロー物語に反旗を翻すべく真面目な普通に人を主人公にしましたが、果たして真面目な普通の人ゆえの結果になったのでしょうか。どうも、そうとは思えないのですけどね。どうも「地味で真面目」は普通じゃ無いのかも知れませんね。現代は特異側では。構成の仕方や書き方次第で変わって来そうなストーリー、その中でベストの筋運びになっていて、ひとつひとつの作品に「地味に真面目」取り組まれ大切に書かれた事が窺われます。存分に楽しめる短編集です。

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紙の本

作品のひねりとブラックユーモアについて考える。

2006/07/27 09:51

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ブラックユーモアとはどんなものか。辞書的に記述するならば、風刺的・冷笑的で不気味なユーモア。笑いの後に残酷さや不気味さが残るユーモア。といったことになるようだ。しかし、こういった辞書的な記述からは、実体がどうしてもつかめない。笑いと不気味さという、本来相反するものがひとつに溶け合った感覚を、「これこそそうだ」とつかむことができないでいる。だから、その匂いを漂わせているものに関しては、どうしてもそういった観点から読んでしまう。
本書に収められている中編は、いずれもブラックユーモアなのかどうか迷うぎりぎりのところにある。ある話では語り手の感情に緊張と緩和の波をつけ、また別の話では何の意味もなさそうな繰言が突然ぞくっとするような展開を見せ始める。つまり、話の緩急のつけ方が非常に巧いという印象を受ける。しかも、そのつけ方を、結婚を控えた男、幼児の母親、不倫のカップル…など、それぞれのシチュエーションに合わせてがらりと変えている。そういった意味でなかなか趣向がこらされた中編集だとは言える。だがしかし、そこに笑いがあるかどうかとなると、話はまた別だ。ひとつひとつ考えていくと、どうも笑いには乏しい。そして概して後味が悪い。どうしようもなく後味が悪い。
もっともブラックユーモア云々は私が個人的に感じたことで、作者は最初からユーモアなどつけようとは思っていないかもしれない。それでも私は、これらの中編にひとひねりある笑いが盛り込まれ、後味の悪さを超えた何かが残るのであればより評価できたのになあと残念に思う。何しろ後味というのは大切なものだからー。

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2004/12/24 23:20

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2006/02/19 20:05

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2006/09/08 14:11

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2007/07/02 10:10

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2011/01/29 21:19

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2010/09/27 15:50

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2012/03/08 12:18

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2013/01/22 22:00

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2013/11/24 23:07

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