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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.6

評価内訳

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  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本

真田十勇士、朝鮮で大暴れ!

2007/06/15 15:08

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

さしたる成果をあげられないまま、泥沼化してきた秀吉による朝鮮征伐。当の秀吉も床に伏し余命いくばくもないように見える。徳川家康の台頭を目にし、石田三成は豊臣家の財政の立て直しを図る。その手段は、遥かな昔、朝鮮半島にあった任那日本府の隠し財宝。探し出す命を受けた真田幸村は、その配下の十勇士と共に海を渡り朝鮮の地へ。一方、この動きを察知した徳川家康は。服部半蔵を送り出す。かくして、財宝を巡り、真田幸村と十勇士対服部半蔵と朝鮮の王子 臨海君が率いる高麗忍者の血で血を洗う戦いがはじまった。
圧倒されるほどのスケールの大きな伝奇時代小説です。
数多くの小説等で活躍してきた真田十勇士ですが、本書の十勇士は一味違う。猿飛佐助、霧隠才蔵、筧十蔵などなど名前は同じなのですが、その使う技や忍術といったら、山田風太郎の忍法帖シリーズを彷彿させる奇妙なもの奇怪なものが多く、さらにはこれに対抗する高麗忍者の技も、やっぱり奇態なものばかり。山田忍法帖シリーズの大ファンな私としては、とても楽しく読めました。
奇想天外で破天荒、山田忍法帖シリーズに隆慶一郎や高橋克彦の伝奇小説を掛け合わせたような、読み出したら止まらないおもしろさ。
何かおもしろい本はないかとお探しの方、荒山徹の小説は要チェックですよ。

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紙の本

いやぁ。久々に真剣なバカ話し読んじゃった。というかこれは、チャンバラ好き、伝奇好き、荒唐無稽好きなら必読でしょう

2004/12/05 10:09

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 古代、日本の任那府が朝鮮半島のどこかに隠した膨大な黄金を巡って、真田忍群と服部半蔵とか朝鮮忍者とかが鎬を削る、というメインプロットからして相当にクルものがあるわけですが、時代背景に「慶長の役末期」、つまり、秀吉の朝鮮遠征がいよいよもってにっちもさっちもいかなくなってきた時代を持ってきて、豊臣方VS徳川方、さらには日本側VS朝鮮側VS明軍側、という具合に、対立の構図を多少複雑にしているあたりが、技ありな感じです。忍術合戦、剣術戦はもとより、砲撃戦とか海戦とかもあってバトルシーンもてんこ盛りのサービス振り。
 出てくる忍法が軒並みイマジネーション豊か過ぎ、っていうか、幾らなんでもそりゃ無理だろ的な無茶苦茶なのが多いのですが(いや、大仏が巨大化したり、敵がゾンビ軍団を仕立て上げれば味方もゾンビ軍団をあしらえて、死者軍団対死者軍団の団体戦とかやったりするんですよ)、そのいい加減無茶苦茶な忍法にことごとく「これにはしかじかの由来があり〜」などの最もらしい「解説」が付随するあたりは、「男塾」シリーズの「民明書房」っぽいノリなわけで、「ああ。こりゃ確信犯だなぁ」と納得できるわけです。
「虚実」のうちの「虚」の部分も相当によくできていますが、加えて、背景が背景だけに歴史上の有名人物出まくりで、日本側からは真田幸村、石田三成、豊臣秀吉、徳川家康、天海僧正、二代目服部半蔵、あたりははずせないお約束としても、李瞬臣、加藤清正、小西行長あたりもかなりおいしい役所をもって行きます。「虚」の部分を担当する、新解釈の「真田十勇士」とか「朝鮮忍者軍団」とかもいちいちキャラがたっているので、全体では膨大な数になる登場人物も、決して多すぎるということはなく、それぞれ役割に応じた活躍を過不足なく努めて無駄な登場人物というものがいないし、それ以上に、敵味方合わせてこれだけの人数がでてきても、あまり「イヤなヤツ」が見あたらないあたり、「娯楽作品」の造りとしてかなり王道だなあ、と、思います。
 例えば、当初真田忍群の敵役として登場する服部半蔵は、前半でこそやられ役引き立て役でまるっきり良いところないように思えるのですが、朝鮮半島に渡った後半部分から、敵役は敵役なりに成長してかなり「渋い」キャラになる。後に朝鮮忍群の頭領格になる臨海君も登場当所はかなり頼りないぼんぼんなのですが、いろいろあって最後の方ではかなり理想化された君主として描かれる。敵味方にかかわらず、「逆境が成長を即す」というあたり、現代的なセンスで面白いですね。
「現代的」といえば、やはりこの作品は現代に書かれているわけですから、「戦争」とか「国家」とか「差別」とかの、現代的なフレームというか問題意識にも考慮されなければ読み物として浅薄なものになるわけで、読んでみればおわかりになると思いますが、そのあたりもしっかり外さずに、しかし、比重的に重くなりすぎずに書かれています。

酩酊亭亭主

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2008/07/26 20:16

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2008/10/27 14:51

投稿元:ブクログ

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2013/01/26 07:41

投稿元:ブクログ

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