投稿元:
レビューを見る
日本の文化の中に残されたユダヤの証について、日本語とヘブライ語の比較などとあわせて紹介しています。
日本民族がユダヤの失われた十支族の末裔であるというのはかなり確かなことであるとわかります。
投稿元:
レビューを見る
日ユ同祖論自体を否定も肯定もしないが、本書の展開方法には納得できない。「○○の語源を××とすると」という仮定の部分から、なぜか結論が断定的であるような論調が延々続く。仮定と事実の区別がきちんとされていない上、読者が疑問に思うよなうことがあったとしてもそういう部分を取り上げようとも説明しようともしない。
挿絵がいっぱい入っているので、ページ数の割には内容が薄いが、その挿絵についても引用元の研究者(?)のコメントをそのまま使っているので、明らかに挿絵の題名(日本語)で別の名前になっているのですら訂正しようとしない・・・など自分で何かを考えようとしていないのではないかと思えてしまう。
まさしくトンデモ本に分類して良いと思う。
投稿元:
レビューを見る
この本は明治時代、日本で商人として日本中を訪ねたスコットランド人のノーマン・マクレオド氏が残した本を元に書かれています。
各国を訪れた経験から日本を客観的に考察した結果、日本人の祖先にはユダヤの血統が見られ、日ユ同祖説を説かれたようです。
資料も多く説得力のある内容となっています。
共著者の久保有政氏の日本人としての確認作業もすんなりと受け入れることが出来ます。
神社に何故、絵馬を奉納するのか?
神社は誰がつくったのか?
等が書かれています。
その中で、仏教を国教として国を治めたと教えられた?聖徳太子は、実は神道(景教=東方キリスト教)で国を治めたという説は、個人的に驚きです。
これは、後代の仏教派が仏教を広めるために捏造を企てた結果らしい。
その結果、神道から現在の仏教文化へと大きく変化したので、その権力抗争は日本の国づくりに多大な影響を与えた事は、歴史の妙味といえます。
投稿元:
レビューを見る
聖書解説者・久保有政氏の、2004年の著作。
本書の前半は、久保氏による、いわゆる「日本ユダヤ同祖論」の解説。後半はノーマン・マクレオドという19世紀のスコットランド人商人が書いた『「日本古代史の縮図」のための挿し絵集』の本文と、エドワード・オドルムという18世紀末から19世紀初めのカナダ人地質学者の講演録「日本人とは誰か」が収録されています。『「日本古代史の縮図」のための挿し絵集』の図版は、本書の全体に挿し絵的に掲載されていて、それがタイトルにある[超図説]ということでしょう。
前半の久保氏の解説文は、同時期のムー・スーパーミステリー・ブックスでの久保氏の著作と、内容的には同じですが、本書のほうがわかりやすいと思うのは気のせいでしょうか。
後半は、こんなに古くから日ユ同祖論があったという驚きとともに、今まで読んだ日ユ同祖論本には無かった推論が新鮮に感じられました。
この本、中古で入手したんですが、中古で798円という強気な価格設定なのも納得できるいい本でした。