サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

真夜中の飛行 みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー8件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本

飛ぶことをめぐる少女の成長と、3世代の女たち

2004/11/08 23:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろえ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 訳者による後書きによると、作者は、「ハンセン家の女たちは、どんなに天気が悪くても、かならず夜に飛ぶ」という着想からこの物語を書いたという。ただし、魔女的なファンタジーではなく、少女のイニシエーションと家族の変容が、飛ぶ行為・飛ぶ女の姿を通じて鮮やかに描かれている。
 ハンセン家には、おばあさまの言い渡した「敷地内に男は住むべからず」の決まりどおり、男がいない。主人公のジョージアは15歳。母親のメイヴとその姉妹(ジョージアの叔母たち)のエヴァとスキ、おばあさまのマイラと3世代で暮らしている。彼女たちを結ぶのは、飛べる家系であること。ファンタジーらしいのはこの一点だけなのだが、飛行の描写では、風の冷たさや飛翔の高揚感、方向を定めたり着地したりするときの緊張など、大変リアルで、飛んだことがなくても、こんな感じなんだろうな、と思える。
 おばあさまの力が圧倒的な屋敷の中で、ジョージアの16歳のイニシエーション(「単独飛行(ソロ)」をめぐり、母の世代とジョージアとがいかに自由になるかが語られる。家族の葛藤とそこから羽ばたいていく若い少女、という普遍的な物語であるからこそ、飛行の皮膚感覚にあらわされるジョージアの怒りや大人の女性になることへの想いが具体性を帯びる。また、飛ぶことを特別視するのではなく自分の体験としてリアルに捉えられることも魅力だ。
 長い間この屋敷から離れていたカルメンの造形がいい(名前も示唆的である)。16歳を迎えたジョージアの美しさも想像できる。叔母たちそれぞれの優しさとあたたかさを感じる。
 酒井駒子さんの装丁が素敵。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2004/09/27 09:27

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/11/03 23:05

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/10/14 04:11

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/07/30 16:43

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2016/07/22 23:26

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2020/07/01 13:29

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2022/08/25 18:17

投稿元:ブクログ

レビューを見る

8 件中 1 件~ 8 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。