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西炯子もなかなかいい漫画家だなーと思います。文庫化の5冊目。ストーリー的には一番重いかもしれない…。イラストが綺麗でいいですね。
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随分前、本誌掲載時にみて
絵が面白いなぁって思った作品。
現在、文庫サイズになっていて
選集といった形で発売されているうちの、お気に入りの話
「蝮」の前編。
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古本屋に売ってしまったのを後悔する一冊・・・・。
(で、買いなおしたりするんだよね)
「三番町萩原屋の美人」は西炯子の作品の中でも長いシリーズで、当時単行本で15巻。日本の生活と外国の文化がごっちゃになりつつ、庶民がみんなたくましく興味津津、いろんなものをためすすがめつしている文明開化の明治。小間物店萩原屋のご隠居(姿は若い、気も若い)と、出入りの学生さんやらなんやらの人間模様。
選集5・6巻に入ってる「蝮」は、中でもちょっと毛色の違う、まじモードのお話。短編のほろりするような話よりも、自分はこの因縁ひきずった若者が葛藤するエピソードが好き~~。
西炯子がまじモードを描くと、ひりひり痛い。
でも、そこが癖になる…。
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これまでのほんわか人間模様とは打って変わって、シリアスなお話です。
萩原屋に入り込んだ番台見習いの正体とは…!?的なサスペンス風なお話でもあります。
いきなり入るBL的な描写は当時の流行からなのか…
なくてもいいですよね。好きだけど。
大旦那様の若いころ、いくさんとの出会いも描かれています。
新キャラの正直兄さん、幾美さん登場です。大旦那様の童顔は遺伝子的なアレということでしょうか。
教育係の太郎さんがすてき!