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私が歴史に疎いのもあって
途中から何処までが歴史的事実で
何処からがフィクションが分からなくなる程。巧みです。
私的に脳医学のうんちくが楽しかった。
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島田荘司天才…!
相変わらず事実とフィクションの境目が見えなくてとても面白い。特に、ロシア革命という歴史の話だからなおさら。
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『季刊・島田荘司 Vol.2』で読んでいたものだけれど、加筆修正もあり。面白かった! ロシア皇女については全く知識がなく先入観もないので、良かったのかも?
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ロシア皇女アナスタシアが生き延びていた、というミステリ。うわーうさんくさーとか思うのは私の心が淀んでるせいでしょうか(笑)。
なかなか壮大な歴史のifストーリーなんですが、この話のアナの言動があまりに奇矯なので皇女であってほしくないとゆー実に感情的な先入観が先に立ってしまったり。(いややっぱプリンセスとゆーのはヘプバーンのようなだな……)
あと最近の島田先生見てると、御手洗を天才にしすぎかなあと思います。
私は別に脳研究の分野で世界的に活躍する御手洗なんか見たくなかったんだけどな……。
それから既にアナはDNA鑑定によりアナスタシアではないと判定されているという事実に触れていないのもちょっとずるいなあ。
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好き嫌いが分かれるかも。
私は結構好きだったが読んでて辛かった。ロシア皇室最後の姿についての描写箇所が特に。ノンフィクションと分かっていても、だ。
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2009/10/16〜2009/10/17
レオナからの不思議な手紙に書かれていた箱根の富士屋ホテルの奇妙な写真は芦ノ湖に浮かぶロシアの軍艦であった。その写真には、ボルシェビキ達に銃殺されたはずのアナスタシアが写っていた。アナスタシアを名乗る謎の女性に謝罪したいという日本人とロシア軍艦の関係は?何故、真夜中に軍艦が芦ノ湖に浮かんでいたのか?
島田氏得意の大仕掛け。後半は恋愛小説にもなっている。
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ロシア皇女アナスタシアが本当は生き延びていたというお話。壮大なロマンを感じさせてくれました。例によって天才御手洗潔が謎を瞬時に解決してくれてすっきり。
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しばらく島田作品から離れていた私を再び信者に引き寄せてくれた作品。謎解き部分以外が回想になっていて、全く無駄じゃない(たいていメルヘンは邪魔なんだけど…)歴史好きな人にも勧めたい一作。
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御手洗のところに、レオナから一通の手紙が届く。
それは不思議な手紙だった。
アメリカで活躍するレオナに、ある日本の元軍人がアメリカにいるアナ・アンダーソンという人にメッセージを伝えてほしいというものである。そしてそこから物語は始まる。
ロシア革命で家族全員殺されたとされる、ニコライ二世の一家。その四女である、アナスタシア生存説にのっとって書かれた話である。
創作部分が多く含まれているにもかかわらず、アナスタシア生存説を非常に説得力をもたせて説明している。
そこに描かれるアナスタシアは、とても悲しい。
いや、その時代のロシアがとても悲しいのだ。
耐えきれず、何度も本を閉じてしまった。しかし、抗いがたい魅力が、そこにはある。最後まで本を読ませるだけでなく、真実を知りたくなりさまざまなアナスタシア関係の本が読みたくなる。アメリカではいまだに、一年に一冊の謎解き本が出版され続けているという。
これまでロシア革命についてなど、名前しか知らなかったが、今後アナスタシア関連の本も注意して読んでいくことにする。
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『占星術殺人事件』でものすごく驚いて、その後題名につられてこの本を読みましたががっくし・・・
こんなのトリックではありません。
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箱根の旅館に存在する、あり得るはずのないロシア軍艦の写った一枚の写真。そこから紐解かれる歴史の真実と、一人の少女の壮絶な人生。
ロシアの歴史とかよくわかんないよォと思いつつ読み進めていくと、どんどん面白くなっていく。で、エピローグがまた面白いんです。これホントに歴史の真実だったらすごく面白い。
ただ御手洗である必要があったかって言ったら別にそんなことは無いと思った。御手洗の髪は石岡君が切っていたという衝撃の事実を知ることは出来たけどね!
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何で?何で?と読み進めていくと、最後のなんて切なくて悲しい話があること。戦争の惨さ、感じてしまうよ。そして島田さんがすごい作家だなと素直に思いました。
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箱根のホテルに飾られていた一枚の古い写真。そこには、芦ノ湖に浮かぶ帝政ロシアの軍艦が写っていた。その軍艦は嵐の夜に突如として現れ、軍人たちが降りると忽然と姿を消してしまったというのだ。山間の湖にどうやって軍艦が姿を現せるというのか。御手洗と石岡は、この不可解な謎に挑むことになり...。名探偵・御手洗潔の推理によって、歴史に隠された壮大なロマンと清冽なる感動が浮かび上がる、傑作長編ミステリー。
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長編だけど二日で一気に読んでしまった。
箱根のホテルに残る一枚の軍艦の写真から、ロマノフ王朝の皇女アナスタシアをめぐるエピソードに発展、奇想天外な物語だが、本当だと言われても納得してしまうほどの説得力。
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島田荘司=ミステリーだと思ったのに、誰も殺されてないじゃないかー!(不謹慎)…とはなりませんでした。読み応え、満点! 説得力ありすぎて、途中からノンフィクションを読んでる錯覚に陥りました。
山奥の湖に突如現れた軍艦、のトリックも蓋を開けたら推理のしようもない内容だし、正直そこはちょっとムッとしましたよ(笑)。やっぱり推理小説読むからには、推理したいですし…。
ミステリ的には全然満足できないわ〜星2つ〜、で多分終わってたと思います、他の作家が書いてたら。そうならないのは、流石島田荘司ですね…。UFOといい幽霊船といいファンタジーといい、ちょっと他では見ない超常現象な謎をスパイスにしてミステリするの上手いよなあ…。
アナスタシアの謎に肉迫する御手洗の手腕は、毎回思うけど神がかってますね。嘘やーん!なタイミングで小技繰り出して、石岡君がたまげるお馴染みパターンキタコレ(笑)。何度やられても楽しい鉄板(笑)。
御手洗の推理にワクワクした後だけに、エピローグのある恋人達のエピソードは胸を引き絞られるくらい切ないです。本編の「彼女」とのギャップもそうですが、「彼等」の生涯をかけて貫いた愛の大きさにたまげます。
松崎レオナから届いた一通の手紙。奇妙な内容のその手紙に導かれ、御手洗は山中の湖に浮かぶロシアの軍艦が写った写真に出会う。嵐の夜に突如として現れ、軍人たちが降りるや姿を消したという軍艦は果たして実在したのか。
そして、調査途中で浮上した「皇女アナスタシアを名乗る女」は果たして本物なのか。