投稿元:
レビューを見る
文字が大きいので、すぐに読み終えてしまいますが、梶尾さんらしいロマンスです。
ちょっとアウトドアにあこがれてしまいました。
投稿元:
レビューを見る
「時空を超えて出会った男女の愛をリリカルに描く長編ファンタジー」との事だが、確かにすごくリリカルな小説。
しかし内容はまあとして、字のスカスカさ加減があまりにも気になる。行間があんなに開いた小説、見たこと無いんですが…ライトノベル??同人誌???
投稿元:
レビューを見る
機械を使わないタイムマシン・シチュエーションというところでしょうか。白鳥山自体がガジェットとして扱われていますね。リリカル系カジシンの王道を行く作品ですので、安心して(笑)人に薦められます。
投稿元:
レビューを見る
05年4月。
熊本県白鳥山の洞窟で雨宿りをしていた滝水浩一の前に現れた美しい女性沙穂流。
ほんのつかの間の出会いであったが、
彼女が忘れた手帳を届けに行くとまだ彼女はこの世に存在していなかった。
互いに惹かれあい、何とか会おうとするが、そうは簡単にいかない。
過去と未来。
それはつまり、沙穂流が滝水の運命を知ってしまうということ。
歴史は変えられない。
だからこういう結末いいじゃないですか。
投稿元:
レビューを見る
『すべての風景の中にあなたがいます』の原作。ほかの作品と違って、頭の中にある舞台と本がほぼ一緒なのに驚きました。想いで時間は超えられるか?という話。
しかし、梶尾作品は語り口や全体のストーリーは好きなのだけど、出て来る男女の恋愛感情が濃すぎて熱すぎて参る。
そんな激情、やたら感じないだろーと思ってしまうのは、彼が九州の人間で私が東京の人間だからだろうか。
投稿元:
レビューを見る
とても面白かった。
正直、作者の別作品は納得がいかない部分が多すぎる。
のは、自分が女だからかもしれないが
SFに女は興味がない、SF好きは変わり者
といった偏見を常識として前提に書かれているのが
どうにもひっかかってしまう。
しかしこの作品は、そういったひっかかりが比較的少なかった。
シンプルで読みやすい作品。
以降ネタバレ。
タイムトラベル物だと思いながら読んでいたので
こうきたか、という印象。
滝水が冬の山にコーヒーを詰め込んだリュックを背負って
入山するのが理由付けが薄いし
無事遭難出来たはいいが、その先どうやって暮らしていくのか。
住民票は。保険証は。法的にきちんと結婚が出来る訳でもなく
長者原に事情を話して理解してもらって仕事を回してもらう以外
まともな仕事が出来るとも思えない。
のだが、まぁいいやと思わせる力がある。
運命的な出会い、確信、手紙のやりとり。
そこに育まれる物は、まやかしではない。
その一途さに胸を打たれ、微笑ましく思い、共感する。
多少のおかしな点や、展開が安易過ぎることも
全てそれで許される。
ところで、通常
『滝水は』と書かれていた文章だが、最初の一度だけ
『浩一』となっていた。
これが実は伏線か? と思ったのは考えすぎだったようだ。
単にミスなのか? 若干の疑問が残る。
投稿元:
レビューを見る
この小説を読んだのは、
『黄泉がえり』に続く切なく美しい愛の物語。
という帯のコピーに惹かれたわけではなく、ただ梶尾真治という作家が好きだからだ。(『黄泉がえり』を読んで無いクセに)
内容は、というとリリカルないつものカジシン調。
最初から最後まで『どこかで読んだ事のある』感じが抜けない。
主人公の行動も物語の展開も『次はこうなる』と思ったとおりに進む。
でも、でもなのだ。
『時を超えた恋愛物語』に、私はめっぽう弱いのである。
どんな陳腐な設定でも、時間の壁に阻まれた恋人達の物語にはメロメロになってしまうのだ。
そして、たいていの物語はタイムパラドックス等を理由に哀しい結末を迎える。
そんな風に切ない話も好きなのだが、ハッピーエンドの作品の方がより好きだ。
梶尾真治という作家は『タイムトラベル・ロマンス』というテーマを好んで描く人で、この物語がどちらのオチかは言わないが、とても彼らしい作品だったな、と読書後思ったのでありました。
2004/11/08
投稿元:
レビューを見る
登山が小説の中心に据えられている。作品中で野鳥や、野草が描かれている。
自分も山歩き好きなので、その辺りも楽しめた。
ストーリーはシンプル。
投稿元:
レビューを見る
カジシンさんお得意の時間差ラブストーリー。
この本は行間スカスカの体裁、内容的にも先が読めてしまい
いまひとつ印象がよくなかったです。
キャラメルボックスの成井さんが対談で絶賛していたので期待しすぎたのがよくなかったかな・・・。
★2つ半くらい。
投稿元:
レビューを見る
まぁまぁ面白かったけど、オチは途中で読めてしまったから星3つ。
クロノスジョウンターに期待しよう☆
投稿元:
レビューを見る
登山好きの無骨なデザイナー、滝水が雨宿りのために入った洞穴で、一人の女性に出会う。つかの間の出会いの中で芽生える仄かな恋情。彼女が置き忘れた手帖の住所を手がかりに、彼女のもとを訪ねていった滝水が知ったのは、衝撃の事実だった・・・という、話です。
ありがちじゃーん、と思うかもしれませんが、軽妙な筆致に乗せて描かれる風景や人物が素晴らしく、いつの間にか、物語の世界にのめりこんでしまいます。長くもなく、さりとて短くもない、後味さわやかで素直に感動できる、良い出来の中編SFです。SFといっても難しい数式は出てきません。いわゆる、(S)少し(F)不思議な物語です。
投稿元:
レビューを見る
携帯電話やE-mailの普及で
距離や時間を瞬時に飛び越えること
他人の時間や空間に求められていないのに割り込むことが
可能になって、手紙を用いて思いを届けるもどかしさも
待ち遠しさも一気に遠い過去のものとなり
運命のすれ違いを描くドラマも作りにくいだろうが
こういう方法があるのね。
作品中に出てくる作家
R.マシスン『ある日どこかで』の記憶も新しく
J.フィニイ『愛の手紙』を読み終えた直後なので
手紙しかやり取りできない二人が
どのような結末を迎えるのか気になって一気に読み終える。
オチが読めるという声もあるけど滝水氏の最後のヒトコトと
持ち物は予想外で、なんだかあったかい気持ちになって
自然と笑顔がこぼれてしまった。
沙穂流さんの最後の手紙は私の60歳の誕生日
投稿元:
レビューを見る
再読だったなぁ。途中で読んだ事があったのを思い出した。
カジシンのタイムトラベル・ロマンスのひとつ。
投稿元:
レビューを見る
梶真作品にそのまま没入。
ベッドで数時間の作品だ。設定は別にして、どう落とすのかに興味津々。過去は変えることが出来ない。しかし、未来は変えることができる。
ラストがなかなかキレイに決まるので、途中の文句も忘れてしまう。どうしても逢いたいというパワーが、ラストを生むんだろうな。
SF色は薄いけれど、タイムトラベルロマンスってこんなものだろうね。過去の作品が下敷きだけれど、じょうずにまとまっている。
投稿元:
レビューを見る
【本の内容】
熊本県・白鳥山。
洞の中へ雨宿りに入った滝水浩一の前に現れた、美しい女性・沙穂流。
ほんの束の間の心ときめく出会い、頭を離れないおもかげ…。
滝水は、彼女が置き忘れた手帖を手がかりに訪ねてゆく。
そこで、彼女と自分が異なる時代を生きていることを知るのだった―。
時空を超えて出会った男女の愛をリリカルに描く、心に泌みる書下ろし長編ファンタジー。
[ 目次 ]
[ POP ]
滝水浩一の趣味は街の喧騒を離れて、山に登ること、それもマイナーな山であるほうが都合がいい。
ある日そこで思いがけない花の群生に遭遇し、その後嵐を避けて雨宿りしていると謎の美女に出会うのだ。
もう一度再会を願うが、彼女と簡単には会えない理由が徐々に分かってきて…。
いい話だけど、読みやすいけれど、ゲームのストーリーのようで残念だけどあまり魅力には感じなかった。
美女があまりにステレオタイプなのが残念。
だけど美しいエピソードで、疲れ気味の人にはオススメかもしれない。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]