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サイェルヌ3兄妹弟シリーズ第1弾。
パラノーマル・ファンタジー・ヒストリカル。この作品だけが異色。
「アラジンのランプ」のような設定で、ヒーローは魔女の呪いで昼間は狼に変身するという、ロマに珍しいファンタジーさ。
魔法の夢の様な宮殿と、そこに閉じ込められたヒロインと、昼間は宮殿の外でうろつくしか無いヒーロー狼、.....で、夜になるとヒロインの元に通ってくる人間ヒーロー。
なかなか面白い作品♪
.............(あらすじ)...................................
十字軍遠征からの帰り、ロルフは美しい瓶を見つけた。
一目で異国の作りと分かる黒い瓶に好奇心を抑えられなくなり、ロルフは故郷の城に帰り着く前に瓶の栓を開けてしまった。
中から煙とともに現れたのは魔女で、ロルフへの贈り物に不気味な森を素晴らしい宮殿に変えた!
しかし、口の悪さから魔女の怒りを買ってしまったロルフは、呪いをかけられ昼間は狼に姿を変えることになってしまった.....。
魔女によるとこの呪いは愛によって解けるらしい。
折しも、狼の群れに襲われた貴婦人が、ロルフの夜だけの住処となった宮殿に助けを求めて来た。
魔法の宮殿の門が、貴婦人アンリーズに尋ねた.....
「ここに助けを求めたくば......主の妻になること」
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