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全部を完璧に理解できたわけじゃないけど、分かりやすくて面白かった。終わることなき細菌との戦いと共生。
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細菌・ウィルスの発見から進化まで、それを解明してきた人間の進歩に詳しい。感染例について、詳細に書いているのが科学者らしい。
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[ 内容 ]
同じ地球上の生物である人間と微生物の相互関係の過去から現在までの実態と、さらには未来への展望について解説。
[ 目次 ]
第1章 微生物がもたらす病気の基礎知識
第2章 新たな脅威
第3章 感染症との戦い
第4章 減少傾向のみられない感染症―インフルエンザと細菌性食中毒
第5章 感染症予防のために
第6章 微生物の恩恵と微生物研究への期待
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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内容的にはまあそうなんだろうけど、誰に読ませたい本なのやら。
非常に淡々と書かれているから眠たくなる本。
あまり感想はない。
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2005年刊行。著者は愛知医科大学学長(元名古屋大学総長)。◆ペストに限らず、歴史的に人間の大量死の引き金を引いてきた微生物。その模様に加え、主に現代の問題に紙幅を多く費やして検討していく。中でも、鳥インフルエンザ・薬剤耐性菌はポピュラーかもしれない。しかし、日和見細菌(すなわち清潔さ亢進による人間の免疫力低下)、自然環境常在菌(ルジオネラ菌)などは新書では見かけないテーマかも。
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ペスト、天然痘、エイズ、鳥インフルエンザ、O157、エボラ出血熱、C型肝炎、クロイツフェルト・ヤコブ病、ハンセン病‥‥。これまで人類が戦ってきた病気の多くは微生物による感染症である。本書は様々な微生物の性質とそれらによる病気の症状、それに対し人類がどう対処してきたか、そしてこれからどう対処していくべきかを解説している。比較的新しい書籍なので、この数年に発生したばかりのSARSの動向や、生物兵器テロ等についても詳しく語られている。
周知のように、WHOの活動によって天然痘は撲滅された。ポリオについても撲滅が目前と言われている(ドラえもんのCMやってますね)。残念ながら原理的に撲滅が不可能な場合もあるものの、多くの場合で人類は勝利を収めてきたと言えるだろう。しかし、微生物もまた生き残りのためにあらゆる手段を講じている。その仕組み、例えば耐性菌が耐性を得るメカニズムには驚嘆させられる。
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先日ふらふら〜っと徒然舎さんに寄った時に見つけて手に取った本です。もしも衛生試験所にいるままだったら多分手に取らなかったんじゃないかと思うこの本、異動して微生物ズッポリという状況でなくなったからか、ふと読みたくなったのです。
著者の加藤先生が退官された直ぐ後くらいの時期に僕は微生物の世界に入りました。近場の大学の名誉教授であらせられましたし、著書もたくさんありますので名前とお顔がつながる程度には存じ上げておりました。
買ってから開いてびっくり、痕跡本でした。なんと、内表紙に加藤先生ご自身の署名がありました!この本を手放した人がどんな経緯で手放したのか?想像しながら読み始めます。(2017/12/13)
昨日バスの中で読み終わりました。この本、正直なところ、全くの素人さんが読むにはなかなかハードルが高く、難解な表現が惜しげもなく投入されていて、この本の元々の骨格となった「講演会」のオーディエンスはお話を聞いていて本当にわかったのだろうか?なんて思ってしまいました。
内容は微生物学の基礎から、2005年当時までに問題となっていた多くの感染症の発生、拡大の敬意、統御への努力が書かれていて、一つ一つの感染症を話題として読み進むこと自体は楽しいことではあったのだけれど、それにしても「箇条書き、羅列的」に描かれすぎていて、読んでいるうちに時系列を整理した別表でも作りたくなるような難解さに少々読み疲れました。
微生物学にほんの少し触れた、初習者には向いているのかもしれないけれど、ある程度感染症予防業務に従事した実務者には向かないかな、という印象を持ちました。
この痕跡本を手放した方もおそらく同じようなことを感じられたのではないでしょうか。つまり、献本していただいたけれど、この内容なら基本中の基本で特にこれ以上改めて読むまでもない、と思われたのではないかと思います。だから、裁断が今ひとつ丁寧でなかった後半のページなどは全く開かれた形跡がなかったのでしょう。僕にとっても本棚の本であり続けるかどうかは微妙なところです。
微生物ってなんだろう?ということをこれから学びたい!という方にはおすすめしたいと思います。(2017/12/23)